先程 上月を通過

兵庫を抜けて
岡山を走っております



兵庫県は私の故郷


芦屋・生田・須磨・高砂・淡路
など

能の舞台となっている場所が沢山あります


とくに


須磨は
百人一首にも出てくる
名勝


能でも
6曲ほどあります


中でも私が好きなのは

『絃上(玄象) -ゲンジョウ-』



玄象 は琵琶の名前です


ちょうど
季節は秋の頃

唐へ渡るため 京からやって来た
師長(もろなが)サンが、須磨にて出会った 老夫婦に宿を頼みます


老夫婦は
高名な 師長サンの琵琶の色 を聞きたいと、
塩屋の屋根に 苫(とま) をしき、村雨の音が邪魔にならぬようにします。

師長サンは感激して、老夫婦にも演奏を所望します。

翁は琵琶を 嫗は琴を弾じ
そのあまりの見事さに…

師長サンは
己の未熟さを知り

渡唐を止めて京へ帰ろうとします

と、老夫婦は師長を呼び止め
自らの正体を明かし、姿を消します


その正体とは…!?



平家物語を題材にした
琵琶をめぐる
優雅な物語です


もし
観られる機会がある時はぜひ!!




+岡山山中を走りながら + Love.+++