クーラーが 効きすぎなんです…

足元から冷え冷えです▼▼▼

ただ今
京都観世会館で

『通盛』-ミチモリ-


『山姥』-ヤマンバ-
を見終わりました。


いやぁ
恋してるわ!私。

出産してから観に来た能は
観能中
ずっとドキドキしっぱなし…
そのうち死んでしまうんちゃうやろか
ちゅうくらいに
恋してます(。>0<。)ノ
能に!!





さて。

この 『通盛』さんは平家の公達
かの 一の谷の合戦で討たれました

妻・小宰相局(こざいしょうのつぼね)は
通盛の死を聞き
悲しみのあまりに

ついこの間私が行ってきた
阿波は鳴門の沖 で
身を投げました


この ふたりの霊が
僧侶によって弔われる

というストーリー


能は
主人公を演じる お「シテ」さん
が出演者から装束やらすべてを決定します

この能も


ふだん、小宰相局さんは
前場も後場も
若い女性を象徴する赤を使った装束で
前後共に 同じ衣装なのですが


今日は
少し違う演出で

前場が赤地の刺繍の着流しで

後場が白地の着物に薄青灰色の袴
だったんです


まるで「覚悟の装束」で
息をのんだのですが


舞終わって
橋がかりをもどる時

通盛さんを前にして
後に続く小宰相局さんの姿…


まるで
白無垢姿に見えて


息が詰まりそうになりました


戦によって引き裂かれた二人ですが
成仏できたことで
違うかたちで
一緒になれたのでしょうか


この演出は
深いです…



世界にいくさの
無くなる日を願って。



能楽堂より Love△▲△

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