何年も前のNHKのドキュメンタリーでフジコ・ヘミングを知ってから好きだった。

私の母も92歳。上手ではないがピアノを弾く。

母もファンでCDを数枚持っている。


フジコ・ヘミングさんは絵も素晴らしくて唯一無二のだと思う。


誰かに影響された物でもなく溢れ出る個性の創造力は本当に憧れる。


正確に覚えていないが番組の中で「若い頃パーティーが終り一人で家へ帰る道で夜空に月が浮かんでいた事などが頭に浮かぶ」と言いながらショパンのノクターンを弾く彼女を見てとても胸をうたれた記憶がある。


海外でパーティーから一人で帰るのはとても淋しい

昔はほとんどそのような場面では男性の付き添いがあったのではないか


しかし、フジコ・ヘミングは一人で帰りながらも夜空の月が美しいと感じられる人だったのだ。


孤独を昇華する深い精神力


それからも知れば知るほど魅力的な人だと思った。

お金が無かったから私の手はピアノだけじゃない、施設の洗濯もした手だからとそんな話も覚えている。


自分らしく生きるのは難しいけれど諦めないで続けている人は素敵だなと思う