お決まりのNetflixで『ドラキュラ伯爵』『アンという名の少女  シーズン3』を観た。



『ドラキュラ伯爵』はシスターアガサのテキパキした言動がかっこ良くて、胸がスカッとした。ストーリーのテンポも良くて一気に観終わり面白かった。

 
シスターアガサのジョナサンへのハキハキとした質問シーン


一方、シーズン1、2が好きだったので楽しみにしていた『アンという名の少女 シーズン3』はアンがいよいよ16才の誕生日を迎えた。しかし、やたらキーキー騒いでわがままを言うアンがマリラとマシューを振り回す展開にその日たまたま「ストレス死」しそうな状況で観た私としては「いい加減にしろ!」と叫びたくなり途中で何度も停止。

もともと1、2も原作とは距離があるストーリーだったが引き取られる前の孤児院でのいじめや辛い体験をリアルに再現したり、アンのすさまじいお喋りをきちんと欠点として描いたりするところがそれまでの『赤毛のアン』 と大きく異なり好きだった。だが今回はアンがもうヒステリックすぎてそれをハイハイといちいち聞いてるマリラはキャラ崩壊しているとしか思えない。

シーズン3で打ち切りも納得できた。

インディアン問題も中途半端だし、マシューが気の毒なインディアン一家の為にアンと遠出をしたものの解決の目処がたたず「作物の刈り入れで忙しくなるからこれ以上は無理だ。家に帰らねば。」と言っているのに「そんなのどうだっていい!私は助けたい!ここに残る!」とギャーギャー騒ぎ出した時には死ねと思った。
両親探しも原作ではもっと大人になってから冷静に行動していたけど。性差別やインディアン問題を詰め込むより養父母となったマリラとマシューとの細やかな感情のやり取りの方をリアルに描いて欲しかった。私も父親が12才から養父だがとても優しく大切に育ててくれても心の繋がりを持てるまでにはいろいろあったのでその辺が個人的にガッカリかな。