みなさま、 おはようございます。桂木里紗です。

一昨日、聴いてきたシューベルトの「ザ・グレート」、パーヴォとN響の共演した映像がないので残念ですが、やっぱりこのコンビの「ザ・グレート」が群を抜いて素晴らしい!と改めて思いました。

 

念のため、いろいろな指揮者(小澤、ベーム、アバドなど)で聴き比べてみたのですが、いちばんパーヴォの演奏に近かった、クラウディオ・アバドの「ザ・グレート」をご紹介します(^_-)-☆

 

Schubert Symphony No 9 C major The Great Claudio Abbado Chamber Orchestra of - Bing video

 

 

パーヴォの「ザ・グレート」の良さは、まさに切れ味鋭く、スピード感とドライブ感がマッチしていて、すごく現代的なんですよね。いろいろな巨匠の方々は、ひたすら重厚に指揮しているのですが、パーヴォは、リズムとテンポの良さが引き立っていて、聴いていて、ゾクゾクしてくるんです。ダントツにパーヴォが素晴らしい!!!

 

そして最終章のあの弦楽器の迫力!!!!太陽神が天空を駆け上るがごとく、激烈な演奏を、パーヴォとN響が生み出した時には、本当に感激して涙が出たくらいでした。

 

あー、N響さん、パーヴォとの「ザ・グレート」をどこかで再放送してくれないかなぁ・・・🥰🥰🥰

 

ここでパーヴォに質問です。それまでの「ザ・グレート」の演奏とは、まったく異なる斬新な解釈のパーヴォの「ザ・グレート」だと思うのですけど、なにか新しい演奏をやってやろう、という考えはあったの?

 

「うーん、特にいろいろ欲張ってやったというわけではないんだけど、シューベルトの楽譜や、友人に書き送った手紙を読み込んでいたら、シューベルトはこの曲を、ベートーヴェン交響曲に匹敵するような大作に仕上げたい、という気持ちが強かったんだよね。特に最終章の『バーン、バーン、バーン、バーン、タンタカタタン、タンタカタタン』と弦楽器が唸るところね。ちょっと粗暴な感じをだしてみたかったんだ。そしたら、ビックリするほど迫力満点に仕上がったから、僕もすごく嬉しいし、チコがサイン会の『あなたは天才だし至高の存在だわ!』と言ってくれた時には、僕は”Yes!!!”と言いたくなるほど、幸せで大感激したんだ!」

 

初めてあなたの「ザ・グレート」を聴いたときは、この凄まじい演奏を、どう書いたものか、めまいがするほど素晴らしかったわ!すごく色気もあるし、疾走感に溢れているし、やっぱりこの素晴らしさを超える演奏はそうそう生み出せないと思うわ(^_-)-☆

 

わたしが、そうパーヴォに熱く語ってしまうくらい、パーヴォとN響の「ザ・グレート」は傑出した演奏だといえるし、この演奏を体験できたことは、私の人生においてもエポックメーキングな出来事でした!

 

いつか、またN響と、「ザ・グレート」をパーヴォに指揮して頂きたいなぁ・・・🥰🥰🥰