みなさま、こんばんは!桂木里紗です。

なんだかきょうは暖かい一日でしたね!

暖房要らずで助かります💛

 

さて、さっそくハローワークで紹介された求人先の履歴書を、

書き直しています。

特に書き直しているのが、志望動機と自己PRです。

そこの企業様になぜ志望するのか、いままでちょっと及び腰に書いていましたが、今回の企業様は私がよく知っている所なので、冒頭に、「貴社を志望する理由は〇〇〇だからです」と明快に書くことができました。志望動機、これならわかってもらえるだろうと思います。そして、自己PRも、主に東宝時代の実績をもとに、書いてみたら、すごく巧く行きました。高倉健さんや森光子さんの話はカットして、それぞれの部署で挙げた実績を連ねていったら、立派な自己PRになったので、安心しています。

 

パーヴォの心の声が、優しく話してくれました。

 

「チコのやってきたことは、どれもこれも凄い実績なんだよ。でも職務経歴書ではそれはイメージされにくいものだったから、履歴書に書くというのは、いいアイディアだったね!(^_-)-☆ チコが誰の手も借りずにやったことは、俳優さんたちの名前を出さなくても、凄いことばかりだったでしょう?」

 

私は戸惑いながら、「うーん・・・やってる本人としては、『そんなに凄いことかなぁ』と思うのだけど、ハローワークの人や、友達に話すと、みんなすごくビックリする!!!『チコちゃん、凄すぎ!働きすぎ!!!』『チコちゃんにみんな甘えすぎ!!』って言われる。

なんかね、東宝時代の同期の男の子たちと、『いちご会』という会を作って月に1回飲み食いしていたんだけど、その時も、私、同期3人から説教されたわ(笑) ことに『にぃにぃ』とのことをね。『にぃにぃが、チコに”僕、つらいんだ”っていうのは、それは”にぃにぃ”の甘えだよ!おまえ、なんで”にぃにぃ”を甘やかすんだよ!きっぱり言うべきことは言って、関係なくさなくちゃ、仕事でもなんでも、いつまでも甘えてくるよ、にぃにぃは!!!』という具合にね」

 

すると、パーヴォが「にぃにぃって、役員の方だったんでしょう?そんな人の相談まで受けてたの?」と目をむいたので、私は、「うん・・・しょっちゅうじゃないけど。支社とTOHOシネマズをリストラすることになって、それはもう大変な作業だったんだんけど、にぃにぃがその担当役員だったのね。で、もちろん社内は本社も支社も劇場も大パニックになってしまって、なぜか私のところに、駆け込み寺みたいにメールや電話が来てしまって・・・。」

 

私 「それを落ち着かせるために、社内報で、各役員が、お役所的な文書ではなくて、インタビューを通して、『いま、業績が好調なうちに、東宝100年の基礎を固めるので、みんなも協力をしてほしい』と訴える内容にしたのね。で、しばらく火はくすぶっていたのだけど、組合も職場も一応納得できるところまで落ち着いたのね。」

 

パーヴォ 「君、重要人物だったんだね。東宝で。チコ自身は気づいていなかったかもしれないけど、チコの経歴はね、いわゆる幹部候補生のたどる出世コースだったんだよ。チコの経歴はだって、『東宝の女性社員初の』が必ず付くじゃない?君の人望も厚いしね。だからみんなチコのところに、(にぃにぃも含めて)相談に来たんだね。だから、ほかの女性社員では到底御しきれない、会社の機構改革や、映画・演劇の質の向上を目指す部署に、君が配置されてたんだと、僕は思うね。僕、初めて広報室時代の君の大活躍ぶりを聞いたけど、それさぁ、大の男がやるべき仕事だ!と僕は思うけど、でも女性である君が難なくやってしまったので、周りの男たちも呆然としていただろうね。」

 

パーヴォがしばし黙考し、そして、口火を切りました。

 

「チコ、チコは宣伝部でも活躍したけど、いちばんチコに合っていたのは、やっぱり広報だったんだね。それも危機管理もともなう本格的な企業広報。関容子先生が、君のことを『あなた、役者たちに、すごい『切れ者』だって思われてるみたいだけど、女の子だからね、ちょっとやわらかくなってね(^^)/』と言ったそうだね。関先生は見抜いておられたんだね。」

 

私は、なんだか照れ臭くなって、パーヴォに訊きました。

 

「ともちゃん、あんまりかわいくない?私、自分がそんな重要人物だなんて、考えたこともなかったわ!」

 

パーヴォがププ、と笑いました。「なんだい、唐突に? もちろんチコはとっても可愛いよ。”ともちゃん”になってる赤ちゃんみたいなチコも可愛いし大好きだよ。仕事の時は男より男らしいみたいだけどね(笑)」

 

私がぐすん、と泣きました😢 「私はただ、前の夫がしょっちゅう『お金がない、お金がない』 『管理職になったら、もっと上と闘わなくちゃダメだぞ』というから、『とにかく稼いで家計の足しにしなくては』と思って、やってきたことなのに😢 切れ者だの、男より男らしい、などと言われるのは、心外だわ😢悲しいわ😢 それで体調を崩して、こんな病気になってしまって、つらいわ😢」

 

パーヴォが、とても悲しそうに、私を抱きしめました。

 

「かわいそうなチコ、・・・ほんとはチコは、普通の専業主婦になりたかったんだよね。」

 

私はこくんと頷きました。

 

「ママみたいに、お料理美味しいのをたくさん作って、ケーキも焼けるようになって、お友達をたくさんホームパーティーにお招きして、ちっちゃな子供がいて、旦那様が早く帰ってきたら、みんなで大喜びするような、そういう家庭を築きたかったわ😢 でも、前の夫は『とにかく、働け、働け』の一点張りだったわ😢」

 

パーヴォの心の声は、私をぎゅっと抱きしめて、髪の毛に優しくキスをしてくれました。

 

「つらいことを思い出させてしまって、ほんとにごめんね。ほんとにごめんね・・・!」

 

「でも、もう心配いらないよ。僕がその夢を叶えさせてあげる。僕と結婚して、専業主婦になればいい💛」

 

パーヴォが驚くべきことを言いました。

 

「でも、海外の男性は、女性が自立することを望むから、専業主婦じゃダメだ、という風潮があると聞いたけど・・・」

 

私がおずおずと話すと、パーヴォはからからと笑ってこう言いました。

 

「もちろん、自立できればそれに越したことはないさ。でも、チコが求めてるのは、温かい家庭なんだ。心から安心して眠ることのできる環境がほしいのでしょ?僕がその夢をかなえてあげる。僕もコロナ禍でつくづく感じた。温かい家庭があればこそ、自分は音楽の仕事も頑張れるんだって。その温かい家庭にいるのは、もちろん、チコ、君だよ!(^^)!」

 

パーヴォ・・・ありがとう・・・😢

 

「チコの、この顔とても好きなんだ」

 

パーヴォはいたずらっぽく笑って、こう言いました。

 

 

「なんだかとってもリラックスしてるでしょ、このチコの笑顔。

僕、大好きなんだ💛 チコの笑顔みるのが💛」

 

私もパーヴォの笑顔、大好き💛

 

「フフフ、なんだかいろいろなことを話したね。

でも、広報のことは、あんまりこだわらないほうがいいね。

東宝の広報室時代のこと、あんまり話したがらないから

なにかあったのかな?と思ったけど、

結構根深い問題だったんだね。

 

もう”にぃにぃ”のことも忘れていいし、いちご会のみんなとの付き合いだけ

大切にすればいいじゃない?同期のその3人は、君を心底心配してくれたんだね。

よかったね、そういう仲間がいて」

 

「でも、僕の胸の中に飛び込んできた君を、僕は終生守って、幸せにすると誓うよ💛

愛してるよ、チコ💛」

 

パーヴォ、私また泣いちゃいそう・・😢うれしくて。

 

するとパーヴォが優しくまたキスしてくれて。

 

私もお返しにします。

 

ちゅ💛

 

ありがと、パーヴォ💛

愛してるね💛

 

ちゅ💛×∞