きのうのすばらしいコンサートの余韻にずっとひたってしまい、

気が付けば朝になっていました。

パーヴォの心の声が、そっと私を起こしました。

 

「ずいぶん昨日は感激したようだね(^^)/ エラス・カサドさんのこと、そんなに気に入ったの?」

 

わたしは眠い目をこすりながらいいました。

 

「エラス・カサドさんのことも気に入ったけど、トータルでN響のすばらしさがよくわかって、うれしかったなぁ(^^♪ N響でワールド・ツアーをしてもいいくらい、演奏レベルがどんどん上がってきているね!」

 

パーヴォ(の心の声) 「相当感激したんだね。あとで、録画したVTR、見せてもらわなくちゃ♪だからヨーロッパ・ツアーやりたかったんだよ(^_-)-☆ 君に見てもらえれば、ずっと喜んでくれただろうになぁ・・・。」

 

わたし 「定期会員むけのツアーとか企画すればよかったのに。ちょっと料金をオトクにしますっていえば、懐のあったかい会員さんとか、来てくれると思うけど」

 

パーヴォ 「そこがなかなか難しいんだよね。やっぱりヨーロッパで成功することが大事だからね(^^) でも、いまのN響だったら、どんとこいって感じだな!」

 

わたし 「エラス・カサドさんの選曲、どれもこれも超絶技巧やダイナミックな演奏が要求されるから、相当みなさんスタミナ使ったような気がする。ピアニストのダニエル君は、才能があふれんばかりで、アンコールはなんと自分が作曲した曲を演奏したの。予測不可能な音階を駆使していて、ビックリしたわ!」

 

パーヴォ 「新しい才能は、どんどん出てきているよ。さらに優れたソリストになるために、僕はただうまくサポートするだけだよ(^_-)-☆ でもチコがわんわん泣いたときいてビックリしたよ(@_@) なにか心の澱が取れた感じがするの?」

 

わたし 「うん。あの例のハガキの君のことで、実は相当傷ついたの。でも、こういう人には、昨日のようなすばらしい演奏を聴いても、きっと良さがわからないんだろうな・・とおもったわ。

昨日のすばらしい瞬間に立ち会えただけでも、私は本当に幸せ者だとおもえて、周りの人へとても感謝したくなったの。そう思っていたら、エラス・カサドさんのダイナミックで情熱的な指揮にすっかり感動してしまって。まさに「一期一会」ってこのことだなぁ・・と思ったら、涙があふれてとまらなくなってしまったのね」

 

パーヴォ 「いつも当日券のとれないサントリーホールで、たまさか当日券がでたのもラッキーだったね!席も前のほうがとれたみたいでよかった(^_-)-☆ 君、前のほうに座ったほうがいいよ。お小遣いをちょっとやりくりしなくちゃならないかもしれないけど、君の反応ってすごくわかりやすいから、僕が指揮をするとき、いつも君をみるのはね、「チコは感激してくれてるかな?それとも退屈なのかな?」と確かめたいからなのね。君の反応次第で、指揮するほうも、いろいろ演奏の仕方を変えたりすることもあるんだよ(^^)/」

 

わたし 「え~っ!そんな責任重大な任務を、わたし、背負ってたのかしら(笑) でも、前のほうだと、本当に気が楽。お金はかかってしまうけど、後ろの席にすわると、お客様の入り具合とか営業さんの対応とか、やっぱり東宝に19年もいたせいか、すごく気になってしまうのね。でもそれは音楽とは関係ないことで気になるので、音楽の楽しみ方としては、ちょっと間違った方向だったのかもね。」

 

パーヴォ 「ほんとに東宝時代の考え方が染みついてるんだね、チコは(笑) お客の入りを気にしなくちゃならないのは、ホール関係者と僕と、N響の偉い人たちだけでいいの(笑)。君は、純粋無垢なひとなのだから、『おじさんの理屈』でない、N響の底力や、実力を評価してくれる、貴重な人なんだよ。僕たちがどれだけ感謝してもしきれないほど、チコの応援はありがたいんだよね(^^)/」

 

わたし 「(大感激して)パーヴォ、ほんとにそうみんな思ってるの? わたし、みんなに【ストーカー】扱いされてるのかと思って、ずっと悲しかったの😢 でも、それは違うんだね!」

 

パーヴォ 「だって、理事長さんの根本さんとまで仲良しになってるし、N響のことをたくさん応援してくれているし、僕のグルーピーということじゃなくて、クラシック愛好家として、僕の応援をしてくれているわけだから。チコはもっと自分に自信をもってね!(^_-)-☆」

 

わたし 「ありがとう、パーヴォ😢また泣けてきちゃった」(鼻をチーン、とかむ)

 

パーヴォ 「ほらほら、あんまり泣いちゃダメ(笑)せっかくの美人さんが台無しだよ~」

 

わたし、 わぁーんと泣いて、パーヴォの(心の声)胸に飛び込んじゃいました!

広くて大きなパーヴォの胸・・・とってもあたたかくてやさしい気持ちになれました。

 

もうパーヴォ(現実の)は、年内すべてのコンサートを演奏しきって、

ちょっとほっこりしてらっしゃるでしょうか。

疾風怒濤のような2019年のパーヴォとわたしでしたが、

来年は2020年。ステキなオリンピックイヤーになって、

私たちにも幸せが訪れますように・・・・・。