いまとなっては大変な名盤になりました。

パーヴォの指揮による、「ハンス・ロット 交響曲第1番」。

ことしの演奏の中でも白眉ともいうべき出来栄えでしたし、

個人的にもとても勇気づけられた一枚です。

 

 

ロット:交響曲第1番 ロット:交響曲第1番
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2月9日は大雪の中での演奏でしたが、

私、ずっと号泣しながら、

NHKSOとともにこの音楽と闘う、

パーヴォの姿を見ることができて、

うれしかったです。

 

ロットの第1番のすばらしさは随所にありますが、

やはり冒頭の、朝日を迎えるようなすがすがしさが

曲全体に広がっているのが、見事というほかありません。

 

作曲家としては可能性をたくさん秘めていた方だと思いますが、

非業の最期をむかえて、お気の毒でなりません。

 

でも、こうした形でりっぱな演奏と指揮によって

ハンス・ロットの再評価につながるのは

本当にすばらしいことだと思います。