ああ~!なんとパソコンのキーをたたくのが、これが6月なんと5か月ぶり!
私は、実は統合失調症を持病としてこの18年間格闘してきました。
一度は「たぶん統合失調症でなくて、霊感がつよいからなのでは」と
精神科の主治医にずっと首を傾げられていたのでしたが、
今年の5月下旬から、心と体のバランスが崩れ始めて、
6月の3日に、精神科の病院(都内にあります)入院することになったのでした。
はじめは幻聴がひどくて、すごいときには250人くらい、いっぺんに
心の声が響いてしまって、パニック状態になり、救急車で緊急搬送され、
「これはいったいどうなるのだろうか」と不安を訴えると、
最初は保護室、というところに入りました。
そして、私の両腕、両足、腹部のあたりをひもで拘束され、
私の恐怖は頂点に達しました。
幻聴で怒りだす人もでてきて、3日間ほど全く眠れない状況だったのでした。
私が気になっていたのは、パーヴォさんのコンサートに行けるのだろうか?
ということでした。6月はとにかく絶対安静して、といわれて、
パーヴォのブルックナーを聴くのを泣く泣くあきらめたのでした。
スマホもパソコンもとにかく禁止。スマホだけは、外出した時に、使ってもいいけれど、
パソコンは「あなたがいま見ると、もっとパニックを起こすから退院まで見ちゃダメ!」と
看護師さんに言われて。
とても残念だったけれど、これが私の悪い癖で、
「精神病院に入るなんてなんてことかしら」とはじめはメソメソしていた私でしたが、
「ん?しかし精神病院で入院なんて、めったにできる体験じゃないぞ?小説かなにかに
書き留めて、いつかPJと私の物語に、「精神病院編」とかあったら、
面白い物語ができるんじゃないかしら」と頭を切り替えたら、
毎日病院の様子を眺めるのが面白かったり、
患者仲間のみなさんも、やさしくて朗らかな方々ばかりだったので、
おしゃべりするのがたのしくて!
パーヴォとの出会いについては、患者さんたちからは
「わーっ、映画みたいな出会いだよね!
しかもパーヴォさんてめちゃくちゃ渋くてかっこいいじゃん!」
と大騒ぎ(笑)
「ちこちゃん(と私はいつも」みんなから読んでもらってうれしかったです。の恋バナ(妄想ですけどね(笑)、
映画化したほうがいい!へたな今の映画やテレビよりパーヴォとちこちゃんは今後どうなるのか気になる気になる!¥」
と言われて、「やぱり、100個の薬より、恋物語のほうが、健康にはいいんだね~(笑)」と
ベテランの師長さんに言われて、頭をポリポリと書いて、すっかり照れくさくてたまらない状況でした。
でも、この私のつたないおしゃべりで、患者さんたちも看護師さんも
すっかり明るくなって(^_-)-☆ それぞれの恋バナにすっかり盛り上がってて、
「私、ずっと世界で一番不幸な女だわ」なんておもいこんでいたのが、ばっかみたい!と
我ながらどつきたくなるほど、笑いの絶えない病棟でした。
そして、9月のパーヴォのコンサートは、父がなんと全部の公演のチケットを買ってくれたので、
毎日が夢みたい煮素晴らしくて!
特にマーラーの第5番のアダージェットには、あまりのセクシーなパーヴォの指揮にうっとり
ついに、わたしエストニア語で、「私、あなたを愛してます」と申し上げたら、
パーヴォが顔のみならず、頭まで真っ赤にしながら
「アイタ、アイタ」(エストニア語で「ありがとう」という意味です)と
てれまくりながらサインをしてくださったのが、なんともいえず愛くるしくて
そんなことも、病院の仲間たちに報告したら、さっそくその話題がナースセンターにも
伝わってて、看護師長さん(渋くて素敵なおじさまです^^)が、
「やっぱりちこちゃんの一番のお薬はパーヴォだね。だってパーヴォにあってきたら、
美人度がものすごくアップしたもの(笑)」とからかわれて、照れ臭かった~
あと、いろいろなひとに「ちこちゃん、やせたよね~」と言われてうれしい私。
b実は20㌔やせたので、かなりうれしい言葉をいただきました。
という、やっぱり私が絡むと、どんな場所もお笑いの場になってしまうのが
自分でもよくわかりました。
・・・というわけで、4か月にわたる病院体験でしたが、自分が誰よりもしあわせな人生を
歩んでこられたことに、改めて感謝したいと思った次第でした。
退院したばかりなので、次の仕事を見つけるのは至難の業ですが、
このブログを通して、みんなが明るく元気に前向きに生きていけるように
したいと思います。
初回は病院ネタでしたが、次回はちゃんと音楽とパーヴォのお話にしたいと思いますので、
お楽しみに
パーヴォ、あなたの素敵なおでことハートに、ちゅ
チコこと、リサでした~