Ancient Lakeの世界にようこそ!!!

今回のソロアルバムのタイトル、Ancient Lake(エイシェント・レイク)とは古代湖のことで、100万年以上の年齢を持ってて、その湖に適応するように進化した、”固有種” が存在する豊かな生態系を持つ湖のことを指しています。そんな湖は、この地球上にたった20湖しか無くて、日本の琵琶湖がそのなかの一つなんですね。ちなみに、440万年の歴史があるらしいです。ご存知のとおり、日本最大の湖であり、近畿の水がめなので、大阪出身の僕は琵琶湖の水を飲んたり、利用して生かされているわけです。マザー・レイクたる所以ですね。

ちなみに、僕は物心ついた時からの大の釣りキチで、釣り歴だけはめちゃくちゃ長い!特にルアー釣りにはハマり過ぎて、ガキの頃から足を滑らせてよく落水してましたっけ汗。さておき、なかでも琵琶湖は古代湖だけあって、海や他の水域とはちょっと違う、なんとも特殊な場所なんですね。実際、ここで長年ウェーディング(ウェーダーを履いて腰近くまで浸かってする釣り)していると、それこそ、いろんな体験をしちゃうわけです。一般的な琵琶湖に対するイメージとはちょっと違う印象が、僕にはあったりします。


この体験を、音楽にできたら面白いだろうなあ、ってなんとなく思ってました。あ、ちなみに、前回ご紹介したCDジャケット写真は僕が撮ったものです。いつもこんな夜明けを見てます。


これまでに、魚や自然に因んだオリジナル曲もいくつか書いたこともありましたが、今回のような、琵琶湖テーマで統一!って試みは初めてだったし、作曲し始めてから、3年がかりで完成したこの音源を聴くと、よくここまで辿り着けたなあ、と感慨深い気持ちになってます。

 

この音楽は、そんな体験をそれこそ代弁してくれているし、鮮明に表現出来ています。そして、長年愛し続けてきた、エレクトリック・ジャズとシンセサイザーは、これらの楽曲を具現化させるのに必然だったし、結果的に、一貫したエレクトリックサウンドになったんですね。つまり、このアルバムには、アコースティックピアノは入ってません!。まあ、手段を選ばないのがジャズ!って言いますからね。

僕が新しいアルバム制作している、って周りの人に言うと、大抵「チックですよね?」って即答が返ってきてました。Chick Coreaさんのお話は、ここでは割愛させていただきますが、興味のある方は、このブログの別コーナーをご覧ください。

 

でも、ご安心ください!僕は、もはや何弾いても、チック節が滲み出てきますんで!。ラフミックスを聴いてもらった仲間からは、「○○みたい!」って、チックはもちろん、いろんなバンドやアーティストの名前が挙がったんですが、まさに、僕が長年聴き続けている大好きな音楽と見事にビンゴ!なのでした!

 

チックの音楽を筆頭に、僕が長年飽きずに普段聴いている音楽の類いが、一曲のなかでも、ダイナミクスや変化に富んでて、いろんな場所に連れて行ってくれる音なんですね。形式に拘らない、始まりと終わりが全く違う、って傾向かな。なので、今回のアルバムでは、そんな音楽に匹敵するような、何度聴いても飽きないようなディティールとエネルギーが欲しかったんですね。


なので、一旦この音楽にハマってしまうと、琵琶湖に浸かりたくなって、どんどん深みにハマってしまい、溺れてとても危険なので、必ずライフジャケットを着用してから、お楽しみくださいませ!!!。

ってなんでやねん!!

 

(ノ^^)ノ

 

ってなわけで、今日はこのへんで。

次回は、このアルバムで使用したシンセのお話を!