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2013年にアステラス製薬でMRとして入社し、6年半の9月30日をもって退職することにした。

なぜ退職にいたったか?
なぜスタートアップなのか?についてリフレクションしたい。

特に自身がMRであったり、今後のキャリアに悩んでいる場合は何かの一助になるかもしれない。

なぜ退職に致ったのか??

これまでのように大手製薬メーカーでも
ブロックバスターを生み出すことは勿論、継続的に画期的な新薬を生み出すことが難しくなってきている。一方でアンメットメディカルニーズに答えていく社会的責任は大きい。その中で従来のように大勢のMRでシェアを拡大していく戦略は転換していく。恐らく新製品プロジェクト単位でセールスチームが組まれるだろう。既存品は移管し、国内営業のウェイトは世界展開している全社的に見れば、一部にすぎなくなっていく。

自分は入社時からキャリア形成の上で海外事業を視野に入れて仕事をしていた。今後のMR縮小は免れないため、自分の市場価値を出来るだけ早く上げたいのもあったが、組織のバリューチェーンを自ら参画しながら理解して営業現場に還元し組織の成長を促したいとも思っていたからだ。

しかし現実は甘くない。上司には「海外の健康に貢献する前に、自分のエリアの患者に貢献しろ」と一蹴されてキャリア面談は終わった。今思えば当然である。
その後もチャンスがあればと上司が変わるたびに本社マーケや海外キャリアについて希望を伝えたが、圧倒的に実績が不足していた。

そんな中転機が訪れる。
入社時は広島県福山配属だった私に丸4年で辞令が。同期の中ではやや早い方だったと思う。転勤先は新潟県長岡。市場規模こそ大都市よりは遥かに小さいが、そこのど真ん中の市場をまかされて大きな計画を背負ってスタートをきった。
実績を作るならココがチャンスだと思った。

周りの支援もあり、配属3ヶ月後の支店面談で比較的良い評価を頂いた。その3か月後には本社の直接手上げ制度でマーケを立候補し、マーケ部長と面接までこぎつけた。結果は不合格。しかしこのチャレンジを支店は見ており、配属1年後には本社選抜研修に最年少で抜擢される。自分の中で実力以上に自信がついてきた。

この辺りから視野が広がり、市場価値を見定めるため社外に目を向けるようになる。
すると、いかに自分の会社が内向きで社内評価ばかりコミットしているかが見えてきた。
これは入社してから先輩達がコネを使って人事異動させてもらってたのに幻滅したのを再び思い出させた。
自分のやりたいこと、考えてることの実現に向けたエネルギーをなぜ社内の人間に向けなければならないのか。

考えているうちに衰退していく業種であることと全国転勤という仕組みが生んでいると考えた。

ある程度出世欲や希望勤務地がある人にとって社内からどう評価されるかは、一軒多く新製品を使ってもらうことよりも何倍も重要な要素。

MRの中で偉くなれる数少ない席が更に減っている中、みんなの希望勤務地も首都圏に集中し、相対的に良い評価をもらいたいと誰しも思っている。

この構造が変わらない以上、内向きな姿勢は変わることはない。
自分の会社や業界が変わるのを待つか、自分が変えるか、はたまた辞めるかを考えた結果、「さっさと辞める」結論に至った。

加えてもう一つイベントが発生。
育児介護の理由で勤務地を選べる制度ができたのだ。もともと妻子を東京において長岡に来てることもあり、勤務地希望制度の条件に合致していたため即座に応募。
しかしあっさり却下。人事部に聞くところ「組織ニーズに合わないため」という意味不明の理由だった。後に聞いたら全国で却下されたのは私だけという始末。
これが決定打になり、自分の中のエネルギーが爆発。ある意味キレた状態に近く、既にこの時点で会社に未練が無くなってたと思う。

早速(この時確か6/30)職務履歴書を書き、ビズリーチ登録。転職活動が本格スタート。

ただ、製薬業界で年収キープは不可能かつ同じ業界にいることに魅力を感じれなかったので中々絞れず。かといってプラチナオファーがきたコンサル業界も、話してみたもののピンとこず。。

結果的にNewsPicksで見聞した医療系のスタートアップであるメドメインに転職が決まる。ポジティブなマインドのメンバー、年収維持、希望勤務地配属を叶えることができた。

他の業界からスタートアップ転職はどうか分からないが、MRからの転職について周囲の反応は、話した人ほぼ全員が賛成という異常事態だった。
みんな何となく今の業種のポジションに陰りを感じている証拠だろう。

そして転職先のメドメインに対する第一印象は満場一致で「面白う!」の意見。これは私の伝え方が良いのではなくやってる事業が本当に魅力的なんだと思う。
寧ろどうやってそんな会社見つけたのか?と必ず問われる。

自分でも運が良かったと思っているが、
日頃何気なく見ていたNewsPicksや入ってくる情報がとんでもないチャンスボタンに化けたのだ。
そのボタンを押すか押さないかで運命は変わる。
私は自分の条件に見合わなくても試しに応募したところから全て始まった。
そして結果的に年収交渉に成功している。

全てはその時々に訪れる機会をチャンスと捉えること、またそのチャンスボタンを押して前に進む決断をすることが人生を前進させると確信している。

明日からスタートアップ最初の出勤が始まる。
今はワクワクとした気持ちが90%、なんとかなるという気持ちが10%だ。

書ききれない行間はまた埋めるとして、まずは今の気持ちの整理としてここに記載する。
以上。