シャローム。
みなさま、いかがお過ごしですか?
金曜日の夜、友人家族とご飯を食べていました。
そしたら、千葉県出身の父Kさんへ電話が入りました。
(さて、友人と言っても良いのでしょうか?以前、勤めていた事業所の理事長で今も時々、一緒にアホなノリでつるんでいます。家族さんにも良くしていただいて感謝です。)
今回の台風15号で大きな被害があった地域出身で、未だ、ライフラインが回復していない地域に実家があり、今回の台風で屋根が飛んだとのこと。
話しはあっという間に進み、被害を受けたKさんの実家へ行くことが決まりました。
おいおい、私、こんなにフットワーク軽かったか?
無計画行動出来ない人だったのに。
神様ってすごい。
翌日、満月の輝く夜中、石巻を出発して千葉県へ向かいました。
Kさん夫婦、未就学児童2名、奥さんのお父さん(大工さん)、私の合計6名。
丸っと家族さんの中、一緒に行かせてもらえることの感謝。
車で走ること6時間程。
(私は運転してません。
毎度ながら、申し訳ないです。)
千葉県君津市へ到着しました。みんなが、変わり果ててる姿をビックリしているけど、
私、初めてなんです。
街の至る所に被害の跡が見られました。
ご存知の方も多いと思いますが、私の所はTVを置いていないので、割と情報に疎いところがあります。
なので、ニュースの映像などでの現地の被害の様子もほとんど見てないまま、現地へ行っています。
今回の被害も、去年の大阪くらい酷かったと聞いたのも、しばらく経ってから。
今回は、テレビでもあまり情報が流されていないと聞いていました。
看板は吹き飛び、停電中の為、信号機も止まったままの所もありました。
自衛隊の車両や、別の市からの給水車両も走っています。
倒れる木々や屋根が飛ばされたままの民家、ブルーシートで覆われた家屋などから、台風の威力が大きかったことがリアルに伝わって来ました。
Kさんの実家は、2棟?(建物の数え方が分からない)あり、1棟は屋根のトタンが飛ばされている状態。
もう1棟は、瓦屋根にダメージを受け家の中はものすごい雨漏りがありました。
今回、私は大工のJさんに着いて行き、トタンが飛ばされた屋根にブルーシートを貼る作業をお手伝いさせてもらいました。
バカは高いところ好きだから?
平屋の屋根は、思ったより高所で少しビビりつつ。
慎重に行動させてもらいました。
ありがたいなと思うのが、割と多くの機械で無口で淡々と仕事をする職人である大工さんたちがど素人の私にコツを教えてくれること。
感謝しかない!
Kさんの同級生(地元消防団員・自宅はまだ停電中とのこと)が、重い土嚢を投げて屋根の上に運んでる男力に感動を覚え、また、千葉県の介護事業所の理事長さんも屋根にのぼって作業をしてくださり、石巻と千葉の介護事業所のリーダーが仕える姿を間近に、
心の中で
『怪我しないでね、お二人の代わりは誰も居ないんだから』
(お前が言うな!てなところはありますが。笑)
と心の中で祈りつつ、夕方無事に作業が終了しました。
感謝です。
一緒に行った小さな子供達は、そこに住んでいる、ひいおじいちゃんの側に居て寄り添い、庭から屋根の上に声援を送ってくれ、なんだかすごいチームワークだなと、感謝を覚え屋根の上からご家族の祝福をお祈りしました。
石巻に来るまで、小さな子供達が災害のあった地域への活動に同行することにネガティブな印象があった私ですが、今はその想いは全く逆です。
色んな判断基準や安全性の保持は必要ですが、それらを考慮したなかにおいては、肉体労働と思われることだけが働きではないと思うからです。
本当に、それぞれの場所で、それぞれの役割があるのだと思います。
兎にも角にも、被害に遭われた方々の生活がなるべく早く回復すること、体も心も健やかに過ごせる日が訪れることを願い祈りたいと思います。
また、この事を通しても、改めて神様が私に、『はじめに立ち返る』事を教えてくださっている事を覚えました。
初めて石巻にきたときのこと。
それが、神様の計画の中で、何年もの時を経て今につながっていること。
そして、私たち人間は、何も持たずに生まれて来て、何も持たずにいつの日か天へと帰ります。
自分自身の生活の中で、この地上で与えられているものは、全て当たり前のことではなく、神様からの恵みであるとわかってはいても、ついつい与えられたら満足し、いつしか感謝を忘れて、さらに求めてしまったり、
また時に誰かを非難してしまったりしてしまう事を覚えました。
いま一度、大切なものは、いつもすべて与えられている事を覚え、感謝を持って日々の生活を営み、大切な人々を愛して大切に思う事を忘れないでいたいなと思います。
いつも重い腰が上がらず、ノロノロしている私に声をかけて連れて行ってくださり、作業をさせてくださったKさん家族、不器用な中でも沢山のあたたかい声をかけてくれながら一緒に作業させてくださったそれぞれの職人の皆さん、ありがとうございました。
祈り心を持って送り出し、励ましてくださった皆さん、ありがとうございました。
背後で支えてくださっているすべての方にありがとうございます。
全ての事を益としてくださる神様に心から感謝します。
『わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。
――主の御告げ――
それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。』
エレミヤ29:11(聖書)
すべての栄光を主におかえしします。
感謝
主にあって、ツバサ