長者川ダウンリバー 2023.08.26 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。


過酷な前半、かなりの落差でドロップがひたすら続く。 大渡ダム放流84.5t, 筏津ダム流入161t, 森0.86m, 川口2.83m

大渡ダム直下で仁淀に合流する支流の長者川。三段堰堤下からプットイン。


すぐに大きな落差のドロップが始まる。


流速が早い。狭いエディを何とかキャッチしつつ、丁寧に先を確認しながら進む。


大抵の川はカヤックに乗ったままのボートスカウティングで事足りるものだが、このコースは見通しが全くない瀬ばかり。都度上陸してスカウティングする瀬の方が多かった。

 

ドロップの高さだけでなく、ホールも強烈なものが数多く、ストンと落ちているため、先行者の姿は完全に見えなくなることもしばしば。瀬の中には唯一のルートを外したらアウト、というところも珍しくない。

 

積極的にチキンルートを選択。瀬をひとつポーテージした。



スカウティングと短い降下の繰り返しに疲労困憊しながらもひたすら耐える。


何とかコース半分ほどんだところでちらほら民家が見えてくると後半。ようやく斜度が緩まり、ダウンリバー艇でも楽しめるレベルまで易しくなる。

 

道路上からは後半がよく見え、肝心の前半はほとんど見えないため、グレードを甘く見積もってしまいがち。本当に注意が必要だ。

 

後半、イージーにはなる瀬は多い。



(ようやく)楽しみながら進んでいくと、仁淀川合流直前にある沈下橋に到達する。




ここでテイクアウトして、同じ道に続く仁淀川側の沈下橋を渡れば、デボした車の所に行ける。



過去来でトップテンに入る厳しいダウンリバーだった。

 


【当日のデータ】
水量:大渡ダム放流84.5t, 筏津ダム流入161t, 森0.86m, 川口2.83m
プットイン:長者堰堤下左岸
テイクアウト:継合橋沈下橋
距離:6.6km
高低差:144m
所要:2時間
グレード:4級
使用艇:クリークボート