初栃木ダウンリバーは鬼怒川。落差のあるドロップが点在し、カヤックに好適。SUPには少しチャレンジングなコース。 小佐越0.09, 佐貫(下)-2.3m
日光白根山を登ったあとで、初めての栃木の川は鬼怒川。今回のコースはダウンリバーコースとして定着しているようだが記録が少ない。大水害以降の水量もしくは日付から水量がわかるブログ記事を2つ発見それらを参考に、プットイン、テイクアウトの見当もつけて現地へ。少な目だがなんとか下れそう。テイクアウトは今年4月に開催された国体スラロームコース跡地。もったいない事だがもうただの跡地だが、上陸ポイントとして使用可能。
プットインは全国リバーツーリング55マップから。中岩堰堤。鬼怒川カントリークラブの施設の直前に入川道があって堰堤下流に出られる。
水質は良くも悪くもないくらい。兎に角スタートするといきなり心地良いクラス2の連続波。
次に橋が見えると、中洲で3本に分かれる。最も右岸は堰堤へ。流れの太い真ん中を選択。長い瀬を下るとその先に大きなドロップ。寸前の左岸エディに入ってスカウティングしてポーテージ。カヤックなら面白く下れるところ。
このドロップの下に篭岩。巨大な岩盤に幾筋かシーブ状に細い流路が出来ている。かなり増水したらここに水が流れるのだろう。そうなるとかなりヤバそうだ。
左岸側に放水口がありここから水量が増して下りやすくなる。
次の大渡橋の下に、右岸側ヤナ。そちらに水路状に分流しており、その先はヤナと思われたので回避。真ん中ルートもそれなりに水深があり、瀬の最後までしっかり抜けていで問題無かった。
その先に低い堰堤。ウエーブが立っており、水深のあるところを選べば通過可能。左右の端が特に落差が少ない。
さらに進むと、ほどなく佐貫の巨岩や富士山という小山の特徴的な景観が見えてくる。
国体カヌーコースのスタート地点が現れるが、そのまま本流を選び、瀬を2つほど下って、いよいよ正面に佐貫堰堤が現れる。
本流左岸に上陸し中洲を越え、さらに国体カヌーコースの細い流れを渡ったところがテイクアウト。
今回ははじめてでしかもSUP、さらにバックアップ無しという状況につき、難しく落差がある瀬を3つポーテージしたが、カヤックならそういうこともなく楽しめるだろう。もう少し下られて良いフィールドと感じた。
【当日のデータ】
水位:小佐越0.09, 佐貫(下)-2.3m
プットイン:中岩堰堤下流右岸
テイクアウト:国体カヌーコース跡(佐貫)
距離:8.8km
高低差:31.5m
所要時間:1.5時間
グレード:3級
ボート:STARBOARD RIVER 10'11