奈良吉野川大滝下セクション 2022.07.03 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
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大滝ダム15tでも意外に悪くない。これなら大歩危やキタヤマの替わりになるかも。 大滝ダム放流14.9t 衣引0.02m

 

この水量では初めて。最近、大滝ダム19t放流で下ったグループがあったので、たぶん行けるだろうと判断。相変わらず、ナラヨシの一部というより大歩危の風情。この水量でもすべての瀬が健在で、水深も十分。グレード的に大きく下がることは無かった。

プットインは音無川合流点ではなく、最初の瀬直上の階段を設定。やや高低差はあるが、車は停めやすく降りやすい。


水深が低い分、岩がボコボコ出てルートはややテクニカル。といっても前半は流れが広く、拡散されていて流れはあまり強くない。

 

 

 


3つ目の大きな瀬は要注意。三角消波ブロックがメインルート左寄りに3つほど鋭く突き立っている。右ベタルートは一見やや険しく見えるが、問題なく通れて危険箇所を回避可能。

 


県道に掛かる小倉橋の手前にある大きな瀬。一旦上陸しスカウティング。増水時には巨大なウエーブホールになるところ。この水量だとスリリングだが素直なシュート。

 


その直下の瀞場ではデイキャンパーがSUPで水遊び中。

そこから後半に突入。渓谷はV字にやや深さを増す。いい雰囲気に瀬がある。



いよいよ核心部。右岸からスカウティング。岩盤のためか15tとは思えない流勢を示し、ナラヨシとしては規格外。かなり緊張を強いられる大迫力の瀬である。

 

ルートとしては増水時と変わらない。入りは流れの一番厚い左岸寄りから。(一見)キーパーのホールを突破して中段へ。


中段で右エディを取ることも考えたが、却って失速してしまいかねず、スピードをつけ真ん中のキーパーホールを突破し一気に下段へ。
最大落差の下段。真ん中の馬の背上ではなく、右岸テーブル岩にやや寄った窪んだ流れを捉えて降下。これが一番ボトムの巻きが弱く流れが抜けている。

 

 

OC1を含む3人とも同じコースで無事突破。



核心のあとは、ひとつ瀬があるがすぐにテイクアウトの橋が見えてくる。谷あいの狭い集落で問題なく駐車できそうな余地はほとんどない。公民館前にある釣り客用の有料駐車スペース(五百円)を利用した。

 



【当日のデータ】
水量:大滝ダム放流14.9t 衣引0.02, 五條1.16, 栄山寺-0.53m
プットイン:音無川合流下100m付近左岸
テイクアウト:鈴の音橋左岸(清谷寺付近)
所要時間:2時間
距離:6km
高低差:33m
所要時間:2時間
ボート:ダウンリバー
グレード:3級