近場で手頃にツーリングが楽しめる定番化しても良いようなコース。クラス2を超える瀬は無い。この水位あたりが下限か? 亀岡-0.39, 保津峡0.07m
雨が降らなかったい一週間、関西で豊富な水量となると宇治川と熊野川くらいしか期待できず、鮎釣りが解禁されたばかりの渇水の川に無理に行くのも憚られる。近場で済ませたいが新鮮味も欲しいということで、以前から気になっていた保津川のツーリングコースへ。
プットイン地点の月読橋野球場の駐車場は車で一杯だが、堤防の向こうの河原に降りられるのでそこに車をデポ。
プットイン地点はフラットで、水深もあまりなく、期待度を一気に下げるような雰囲気。コースを通して亀岡の市街地に沿って景色が開けている。
瀬はクラス1〜2を超えず、大抵は素直だが、一部、曲がった瀬では、油断すると足元をすくわれるようなちょっとイヤラシイボイルやエディラインもある。
一箇所だけザラ瀬でライニングダウンしたが、それ以外はフィンヒットもほとんど無かった。しかし水量的には、この辺りが下限という感じ。
瀞場もそこそこ流れており意外に楽に進める。支流もいくつか入って来るが、どれも農業・生活用水で、田んぼが始まっているこの時期は濁りと臭いが多少ある。真冬はもっときれいだろう。
サンガスタジアムの脇に遊船の船着き場がある。目前の船が出艇するのを待って、右岸ベタの水路を通り船着き場を通過した。
保津川下りの遊船は、エンジンの無い櫓漕ぎ船でお客さんを乗せており、接近を回避するだけの機動性は期待できないので、こちらから距離を取り、ルートを譲らなければならない。遊船のために川底は掘り込まれ、水深は深くなる。
少し進むと沈下橋。ちょっとしたシュートがある。大した瀬ではないが、このコースのここまでとは異質なので、ちょっとスリリングだ。
さらに進むと、瀞場の先にトロッコ亀岡の駅舎が見えてくる。
テイクアウトは、ホワイトウォーターカヤックのプットイン、馬堀の駐車スペースが護岸の上にある。コンクリートの壁を上がるよりも、下流側の支流からが上がるのがスムーズ。鉄の階段が付いていて、上がった所のコンクリート上で畳めばボードもあまり汚れない。
【当日のデータ】
水位:亀岡-0.39, 保津峡0.07m
プットイン:月読橋野球場入川道
テイクアウト:馬堀
距離:8.1km
高低差:28m
所要時間:2時間
ボート:STARBOARD RIVER 10'11"
グレード:2級