大内山川ダウンリバー 2021.03.14 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
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ハイウォーターの強い流れと、瀬にはメリハリのある落差があり、難度が高いコンディション。 細野1.49-1.46m


豪雨をもたらした台風のような低気圧が去った翌日。頃合いの水量まで落ち着いた宮川水系。大台に早朝集合し、大内山川大滝峡コースを下ることに。

大滝峡キャンプ場からプットイン。ダムからは全ゲートで放流されている。ダウンリバーボートを選んだが、いきなり強い流れに翻弄される。強い渦な巻かれ強制スターンスクォートさせられ、コントロールに難儀する。



だましだましで大滝峡のメインドロップに到達。迷わずポーテージしたが、相当な険悪さ。ポーテージの間に、シートを後ろにずらして、スターンを喰われ無いように調整。

 


次のドロップもスカウティング。右側は浅く、中央は流れの真ん中は大きなポワオーバーがあり避けたい。左側は入口が浅いが、そこからは真っすぐなスロット。ただし、岩壁からの返し波は強い。入口の岩をブーフしてから、スロットをを真っ直ぐ抜けるフローに乗ってクリア。

 


大滝峡区間ラストのドロップ、ここもまずはポーテージ。左岸側の傍流を回り込むのが無難だが、ちょっと浅過ぎ。岩がゴツゴツの真ん中ルートは避けると、残るのは右岸側のシュート。ボトムホールが巻いているが、流れが抜けているので、フリップしてしまっても捕まらないと判断。実際はフリップもせず、難なく突破できた。


そこからの中盤。一旦、瀬の落差が収まる。気持ちが切れないようにしておかないと、後半が辛くなる。

 


再びゴルジュ帯に入って後半。以前にログが入っていた大きなドロップをスカウティングする。流量が多いの、瀬が繋がってかなり長くなっている。幸いルートは素直に左寄りを真っ直ぐに抜けられる。実際に漕ぎ出すと、ウェーブやマイクロホールが隙間無く詰まった荒れた水面。途中ちょっとそれてしまい、左のエディの渦に捕まったりと、楽しませてくれた。

 



さらにいくつか瀬を過ぎ、あら竹ホールを通過。この日は僅かに波立つのみだった。あら竹ドライブインの看板が見えてくると、あら竹ドロップ。右岸に上陸しスカウティング。この水量だと落差はあるが、流れは真ん中を馬の背状に抜けていて、そこに乗っかれば問題無くクリアできそう。しかし、ルート上には長い樹脂パイプが浮き沈みしている。気にしなければ行けると思ったが、無理する必要はなくポーテージ。

 


そこからテイクアウト直前まで、流れが凝集し、流勢が強い瀬が続く。若干数の巨大ポワオーバーさえ避ければ、気持ち良いのみ。それが終息すると、程なくテイクアウト。

 

 


この日は、宮川三瀬谷ダムの放流は少なくて、大内山からの流れが優勢。橋の下の急な土手を、ひたすら上り詰め終了。時間と水量がまだあったので、この日2本めのアッパー宮川へ移動。



【当日のデータ】
水量:細野1.49-1.46m
プットイン:青少年旅行村
テイクアウト:宮川合流
所要時間:2時間
距離:7.3km
高低差:52m
グレード:3.5級
使用艇:ダウンリバーボート(クリークボートのほうがよさそう)