中村川ダウンリバー 2021.03.13 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

この水量の前半核心は問題無し。各ドロップ適度なメリハリ。3回目にしてベスト水量ゲット。 矢下0.64-0.62, 島田橋0.96-0.88m


夏の台風のような低気圧の大雨。朝まで降って水量が読み難い。紀伊半島東岸三重県の北部か南部に絞り込み、どちらへもアクセスが良い針テラスに集合し、決めたのは中村川。水量が減り切っていないが、着く頃にはちょうど良いだろうと読んだ。前2回の中間の水量で、この辺りがどうやらベストの模様。



序盤は浅く、ドロップの落差も少ないが、がっかりするのはまだ早い。

 


核心の手前から数えて2〜3の瀬から、落差とテクニカルさが一気に上がる。

 

 


核心を左岸からスカウティング。上段は切り立ったドロップ。ブーフで飛び降りれば、ボトムのキーパーには捕まらない。


中段は、前回のように水量多いと強烈なストッパーだが、この日はホールだが普通に抜けていて、右寄りをポテ落ちでもしない限り、捕まりそうにない。上段を下った後で、右岸に上陸しスカウティングし再度確認した。

 

 


核心のスロットを過ぎても、いいテンボでキツめの瀬が続く。支流の合流までに大きなドロップを2箇所スカウティングしてからクリア。

 

 


支流の合流点で流れが直角に曲がり、後半へ突入。

 

 

 

1つ目の堰堤は、右岸からポーテージ。

 

堰堤直下の瀬が、長く落差が大きい。岩がらみの狭いルートへ無理に行こうとして、岩に張り付くが、すぐ押し返してセーフ。

 

 

1つ目の丸太橋が見えてくると、その手前に大きなドロップ。左岸からスカウティングしてルートを精査。左ルートも行けるが浅い。右に大廻りするルートで降下。

 



2つ目の堰堤までに、結構な距離があり、それなりに瀬が続く。

 

 



2つ目の堰堤も、1つ目と同じく右岸からポーテージ。こちらは岸から急に深くなっていて取り付きが難しい。


堰堤下からしばらくして始まるゴルジュ帯。狭く流れが凝集、落差が大きくて祖谷川ミドルに少し似た川相で、結構下り応えがあったので、手が離せなく、写真は撮れていない。

 

 


それを過ぎると、程なくテイクアウトに到着。常に鹿の鳴声が聞こえ、実際、数頭を目撃した。



【当日のデータ】
水量:矢下0.64-0.62, 島田橋0.96-0.88m
プットイン:松阪市小原町下出バス停
テイクアウト:矢下橋右岸200m上流スロープ
距離:7.8km
高低差:155m
所要時間:2時間
グレード:3.5級
ボート:クリークボート