宮川から櫛田への山越えの道で見つけた良さげなゴルジュ。櫛田川赤桶セクションテイクアウトの直下で合流する支流相津川。櫛田川合流地点から上流1km強が下れる区間だ。
前日よりも少し水量が減って迫力はダウンしている。澄み切った流れだが、ギリギリ浮かべられるくらいの水深。
プットインして少しだけミニミニ四村川といった風情のドロップが続く。
いよいよ核心部の岩盤ゴルジュ帯が現れる。150mほどの区間の狭いスロットで、いくつものドロップが続く。ギリギリ一艇分のタイトなルート。
屈折している箇所にボートを引っかけないか心配したが、案外素直に下ることができた。
ゴルジュ帯を抜けると、針葉樹の森の中を水路のように掘りこまれた流れとなり、薄暗い木々のトンネルを進む。
森のトンネルが果てると櫛田本流に出る。合流地点にちょうど良いアクセスがないのでこのまま本流に入る。コースの2/3はこの調子で、太く十分に早い流れだが瀬はほぼ無い。二つ目の橋の手前右岸のスロープでテイクアウト。
櫛田のメインルートのついでにもう少し水量が多い時に再訪したい。
【当日のデータ】
水量:蓮ダム18.1t、田引0.68m
プットイン:看板『愛郷無限』(向粥見集落の堰下300m)
テイクアウト:桑瀬橋(粥見中央構造線観測地)右岸
所要時間:1時間
距離:3.4km
高低差:52m
ボート:クリークボート
グレード:3級