那賀川リバーSUP(川口~丹生谷大橋)  2017.05.27 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

SUPフレンドリーなクラス3ホワイトウオーター。瀞場が苦しいが、距離、瀬の内容、いずれも中級以上のパドラーにはちょうど良い鉄板コース。 川口ダム18.6-17.1t 和食-0.95m
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川口ダム下からプットイン。盛大に放水しているように見えるが、実際にはデータ通り、20t程度の水量。
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プットイン直下の橋が見えなくなるまでに、ひとつ目の大きな瀬「タツミの瀬」を迎える。コース最初にして最大難度の瀬である。見通しの悪い狭いスロットから進入、複雑なエディラインやピローに翻弄されながら、馬の背のような狭い流芯を外さぬようにシュートを降下すると、直ぐに二重のホールが待ち受けており、姿勢を崩さずに上手くこれをかわさなければならない。やり直して三本目で漸く及第点。
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水の花の「タキの瀬」は浅く拡がっており、ルートファインディングが難しい。はじめての場合はスカウティングが必須だが、何度か下っているので、様子をみながら、そのまま進入。一見メインルートらしい右岸側ではなく、左岸側から小岩を避けつつセンターに向け進みながらて最後のシュートに入る。この水量ではルートは狭く、岩とホールを縫って降下。シュート下の水面は荒れており、一本目はホールに絡んで落水してしまい、二本目で何とかクリア。
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鷲敷キャンプ場を過ぎると「轟の瀬」が現れる。道路からもよく見える大きなシュートで、このコースの中では最もパワフルな瀬。左岸寄りからシュートを斜めに貫いて右岸寄りを狙って降下。シュートの下は波が高く、ボードの安定を保つのが難しい。ここも二本目で及第点。
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これら大きなシュートを伴った3つの瀬と、それ以外も瀬は豊富で、長良川を少し易しくしたような川相。
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しかしながら瀞場が長い。特にこの日は強い向かい風に苦しめられた。
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鮎シーズンや渇水期にも安定した水量があり、ホワイトウオーターパドリングの好ゲレンデとなっている。SUPフレンドリーな瀬が多いが、場所によってはアンダーカットや、キツいエディラインや渦があり、十分なホワイトウオーターでのセイフティスキルを要することは言うまでもない。
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[当日のデータ]
水量:川口ダム放流18.6-17.1t 和食-0.95m
プットイン:川口
テイクアウト:丹生谷大橋
距離:13.0km
ボート:STARBOARD ASTRO STREAM CROSSOVER
グレード:3級
時間:2.5時間