水量が急速に減る中、なんとか蓮ダム10t近辺で間に合う。狭いゴルジュに早い流れ。複雑な瀬と強烈なエディラインに翻弄される。 蓮ダム8.97~7.0t, 田引0.43~0.38m
カヤッカーx4+SUPx1の5名のグループが森公園に結集。その日のコースを協議し、蓮ダムから川俣と、田引沈下橋から飯高の道の駅までの、2本立てとした。
1本目。支流の蓮川は、ダムの放流でコントロールされている。少なめではあるが、まだ下れる水位がある。
ダム下500mくらいのプレイホールの上流からプットイン。ここはカヤックでなんとか遊べるコンディションだが、切り返すとすぐにヒットしてしまう。
少し下ると蓮川最大、3mほどのドロップ。ここは、カヤックx2以外はポーテージ。下りやすそうな左側を通ると、流れは凄い勢いで巨大なアンダーカットロックに吸い込まれていく大変危険な瀬だ。正確は、右寄り真ん中にルートを取って、敢えてボトムのきついホールに突っ込んでアンダーカットを逃れる。ホールの強さの見極めが大きなポイントだ。
その下に大岩が流れを左右に分ける狭いドロップ。この日は、林業の関係で、丸太橋が掛かっており、下をくぐってクリア。
堰堤下の長い瀬は、下り応えのある200m以上の長い瀬。きついバックウォッシュのホールやウェーブをかわしながら漕ぎ抜ける。
その下のプレイウェーブは、今回はなんとかサーフィンできる程度のコンディションで残念。
浅い早瀬を越え、沈下橋を腹這いでくぐって、櫛田川本流との合流に出る。瀞場の先は大滝である。
大滝を右岸からポーテージして、生コンの瀬に突入。左岸からスカウティングして、ルートを慎重に決定。真ん中を抜けるルートは、瀬の最後まではクリア。しかし、最後が浅いドロップで為す術なく、ニーパドリング。
両岸の崖が迫り、小さな大歩危小歩危のような渓相となる。櫛田川本流の流れがプラスされ水深も十分だ。
単発の短いが、下り応えのある瀬が続き、コンクリートの古い橋脚の跡を過ぎると、一段上がった岩棚がある特徴的な岸が左側に見えると、その中ほどがゴール地点。
2本目。車で少し下流へ移動。赤桶堰堤下流の沈下橋からスタート。
時を同じく蓮ダムが放水を絞ったが、ここまではまだまだ影響は来ない。豊富な水量があり、かつ、落差にメリハリがあって、なかなか下り応えがある。
両岸が迫って、流れを極端に狭くして、一気に加速するドロップ。強いホールを抜けられたとしても、激しいボイル、エディラインが待ち受ける。
何度も落水を喫し、自分の実力を思い知らされる。
大小、様々な瀬が続き、息が抜けないままにゴールの道の駅となる。
【当日の情報】
水量:蓮ダム8.97~7.0t, 田引0.43~0.38m
蓮セクション
距離:8km
プットイン:蓮ダム下
テイクアウト飯高町七日市 川俣郵便局付近の竹薮
所要時間:2時間
ボート:インフレータブルSUP
グレード:3級
赤桶セクション
距離:5.4km
プットイン:赤桶堰堤下左岸
テイクアウト:道の駅飯高駅
所要時間:1.5時間
ボート:インフレータブルSUP
グレード:3級