両セクションどちらも、質・量ともに豊富な瀬がテンポよく現れるイージーなクラス3。水量は多すぎず少な過ぎず。瀬の落差にメリハリがあり、プレイボートにベストコンディション。龍ホールが復活。 龍神0.75m 椿山ダム流入42t
先ずは龍神セクション。スタートすぐの道の駅手前にあるホールは不完全だった。前半の瀬は浅めだが、程よい落差でテンポよく続く。
龍神温泉を抜けて支流が合わさる中盤以降は、波が高くなり、瀬の面白さもアップする。
後半の龍ホール(最近回復の兆しを見せていた)が完全復活。2.2mのカヤックを立ててカートしてもヒットしない素晴らしいホールになっている。
全体的にイージー・クラス3のテンポよいセクションに、状態のよいホール。遠出してでも来る価値のあるコースだ。
次いで桧皮の滝セクション。トンネルと橋でコースをショートカットしており、あっという間に回送完了。龍神セクションより多い流量で、プットインからすでに流れが速い。
ドロップ系の瀬が多いが、一つ一つの落差はそれほどでもない。核心部に近づくにつれ、瀬の強さが徐々に上がってくる。プチ核心部というべき単発の大きなドロップを過ぎると、いよいよ核心。
核心部は、プチ核心で経験したドロップを3段に連ねたような感じである。非常にスピード感のある200mほどの長い瀬である。大きなバックウォッシュをかわす必要があるが、ルートはほぼ真ん中真っ直ぐである。
中段の手前左岸側にある大岩がアンダーカット。長らく自動車の残骸が引っ掛かって見事なストレーナーになっていたが、今回来てみると無くなっており、あるのはログのみとなり、大きく危険は軽減されたようだ。
その自動車がどこに行ったかと探していると、核心部下の左岸に発見。この水量では流れが当たっていないので問題なかった。
核心部の次の瀬にあるウェーブスポットは、キープが弱くイマイチだった。
核心部を過ぎ、テイクアウトに近づくにつれ、瀬が今度は徐々に緩くなってくる。テイクアウトに着く頃には、冗長な感じに飽きてしまうが、回送の簡便さには替えられない。
日高川のよさは、瀬の多さと複数のセクションが選べること。その日に2つのセクションを下る事が可能で、一日を価値のあるものにしてくれる。
[当日のデータ]
水量:龍神0.75m 椿山ダム流入42t
龍神:
プットイン:皆瀬神社前スロープ
テイクアウト:龍神小学校
距離:6.8km
高低差:64m
ボート:プレイボート
グレード:3級
所要時間:2時間
桧皮の滝:
プットイン:六地蔵トンネル脇(上流側)
テイクアウト:龍神柳瀬保育園
距離:7.5km
高低差:60m
ボート:プレイボート
グレード:3級
所要時間:1時間