前回よりも水量は少な目だが、非常に良いコンディション。美しい渓谷に落差とパワーのあるドロップが続く。大きな川ではないが、カヤッカーには理想的なクリークだ。 長安口ダム流入128-112t
この川の水量は、ざっくりと長安口ダムの流入の1/4のアッパー那賀川の更に40%位か?この日は、前回より15cmばかり水位低いようだが、グレード変わらず、遜色無く楽しめる。
プットインは前回同様として、流れは早いが小川のせせらぎを漕ぎ進んで行く。
CAMP PARK KITO(旧美那川キャンプ場)の辺りで渓相が変わり、瀬がキツくなってくる。
やがて大きなドロップが断続的に現れる核心のセクションが那賀川合流の直前まで続く。
スカウティングすべき見通しの効かない大きな瀬が3〜4ヶ所ある。
割と素直なルートで抜けられるものばかりなので、スカウティングしていれば、それほど危険なことはないが、ボイルやエディラインがキツく、ボートが弄ばれてしまう事もあった。
核心部最後のドロップ。前回は止まれずにスカウティング無しで下ったが、今回は早めに上陸しスカウティングできた。安全なのは右ルートで、上段、下段ともに易しいドロップとなる。左ルートは岸ベタにより過ぎると、強烈なホールやピローに当たって、ひっくり返されそう(前回はそうなった)が、ややセンター寄りにバックウォッシュの多少甘いところを抜けることが可能だ。
一ヶ所、瀬を遮って大きな倒木があったが、左の浅い流れを通って回避できた。前回記憶に無かったので、新しく出来たのかも知れない。
それを過ぎると程なく本流と合流。ここには何時も鵜が居て、強い臭いをさせている。ビッグウォーターの流れに身を任せて、テイクアウトのスロープに到着する。
[当日のデータ]
水量:長安口ダム流入 128-112t
プットイン:新柄谷橋(柄谷川合流点)
テイクアウト:木頭西宇県道沿いスロープ
距離:15.8km
高低差:130m
ボート:クリークボート
グレード:3.5級
時間:3.5時間