SUP! | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

S幾度目かの俊巡と、周りの方からの諌止によりためらっていたスタンドアップパドルボード(SUP)、ついに購入してしまった。
(写真のパドラーは、DanGavere)


サーフィン業界だけではなく、パドリング業界でも最近話題沸騰のSUP。
2年程前から海外では、リバー、シーに並ぶパドリング業界を支える柱として扱われ始め、各メーカーもそちらに力を入れていきそうな意図をチラホラ見せ始めている。


Corran Addison と Dan Gavere という大好きな2大オールドパドラーが、サーフィンだけではなく、リバーランニングに取り組んでいるのを見ると、このカテゴリーの可能性を感じざるを得ない。これを見逃さない手はないだろう。

海のサーフィンのほうは日本でも爆発的に増えているSUPだが、リバーのほうはまだまだ未開拓。これはやらねばなるまいと、心の虫が騒ぎだした。

やるべきかやらざるべきか迷いつつも、海外サイトを検索。あれこれ道具を選ぶのに2週間。道具の選定が出来てしまえば、これまでの躊躇もどこへやら、気がつけばBUYボタンをクリックしてしまっていた。

カヤッカーがリバーSUPを始めるのに必要な道具は以下の3点のみ。
1.ボード
2.パドル
3.リーシュ
他はカヤックギアで対応できる。

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ボード選びは難航した。そもそもリバーランニングをメインに考えているので、岩との衝突やなんかの破損が心配。最近カヤックメーカーが出し始めたポリ艇が良さそうであるが、重たいのと、問題は通常3mほども長さのあるボードを置く場所を確保するのが大変。これらの観点からインフレータブルのボードが選択肢として残った。リジットと比べてサーフィン性能は劣るが、空気を入れてしまえばカチカチの板になる、(以前ハイビックスという国産ダッキーで使っていた)ハイボードと類似のテクノロジーを利用したものである。実際にリバーランニングで使っている画像をYoutubeで確認。これなら大丈夫そうだ。


メーカーの製品説明をみると、長さ10ftから10.7ftのファンボードがリバーSUP向きとのことである。しかし、日本の浅く狭い川で、”短め”の10ftでも、全長3mを超えて取り回しが利くかどうか?エディでは他のカヤッカーに邪魔者以外の何物でもなさそう。


10ほどのメーカーがインフレータブルを出している。10ftで仕方ないかなと検索していると、BOARDWORKSというブランドの今年発売の新製品で、幅を通常の30inから4in広げ、長さが10ft、 9"2ft、8"2ftの3パターン、効能書も”Excellent for running rivers”とある、これは良さそうだ!この「BOARDWORKS SHUBU 9"2 WIDE」ならバランスが良さそう。

同ブランドのボードは、リジット、インフレータブルどちらも日本の正規輸入元があり、そこのポリシーとして内外価格差を最小化してくれており非常に良心的。しかし新製品故、残念ながら欲しいモデルはまだ上陸していない模様。送料を払うことを考えると却って不経済なのだが、仕方なしにUSA本社サイトのストアへ発注。ストアを立ち上げたばかりで処理状況がweb上で全く更新されず、不安の内に何度もメールのやり取りをするなど紆余曲折もあったが、なんとか10日程で到着。


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パドルとリーシュは国内のショップで購入。パドルは、折角インフレータブルにするのに、2m近い長さの1ピースではなんなので、カーボンブレードで2ピースの出物があったのでこれに決定。リーシュは、静水用のコイルタイプではなく、ストレートなウエーブ用のものをセレクト。

オーダーしてしまえば、入荷が待ち遠しい。