これまでで最も多い水量。狭い川ながら、ビッグウォーターの流勢。大きなドロップに連続ウェーブ。プレイボートに相応しい、大歩危に匹敵するホワイトウォーター。 細野1.64m
6年ぶりの大内山川は、これまでで最も多い水量。大滝峡キャンプ場の堰堤直下からプットイン。宮川本流や櫛田川など、周囲の川は、濁流なのに、ここはやや笹濁りという程度だ。
大滝峡のドロップ群は、パワーは相当あるが、水を被っているためルートは広く、荒れた水面で制御さえできれば難なく下ることができる。
大滝峡核心は、この水量では見えないが、大量のログが刺さっているとのこと。ボトムの流れも強烈で、今回はポーテージの判断。
大滝峡後半にあるキーパーを伴うドロップも、水量が多かったので、右ルートの真ん中にタンができており、それに乗せれば難なく抜けられる。
大滝峡を過ぎると、中盤は一旦フラットになる。
後半に入ると再びゴルジュとなり、あら竹ドロップを含んで、3つの大きな瀬がある。川幅は狭いが、ビッグウォーターの強烈な流勢。
あら竹ドロップは一応スカウティングしたが、左寄りセンターのタンを通ればキーパーに捕捉されることなくクリアできる。続くあら竹スポットは、薄いウェーブとなっていた。
ゴルジュを抜け、宮川本流の茶褐色の流れと合わさるところがテイクアウト地点。
結果的にポーテージは大滝峡の1ヵ所のみ。大滝峡核心を除けば、プレイボートでも問題なく下れて、プレイスポットも期待できる好コースである。
【当日のデータ】
水量:細野1.64m
プットイン:青少年旅行村
テイクアウト:宮川合流
所要時間:2.5時間
距離:7.6km
高低差:69m
グレード:3級