連日の雨で強くなった流れに助けられ、錦帯橋までの21kmのロングコースを快適に楽しんだ。 南桑 2.68m
水位が前回来たときよりも50cmは多い。少し心配したが、想像通り大きな危険性の増大はない。平たい川底に広い川幅の故であろう。
ささ濁りで、せっかくの清流を満喫できなかったが、お陰でしっかり流れており、快適に距離を稼ぐ事ができた。
危険箇所はコース中、守内・細利の2つの沈下橋、そして、中盤左岸に崩れた岸から、「黄金の竹やぶ」と呼ばれているらしい、水面に倒れかかった大量の竹のストレーナー。これらはそれなりに回避能力があれば全く問題なし。
しかし、沈下橋は折りたたみカヌーで、橋脚へのラッピング(張り付き)で死亡事故が発生しており、同様に竹のストレーナーも危険性が高いので、相応のスキルと、ライフジャケット、クイックリリース付きのリーシュは必須である。
釣り人は、5~6名、しかし、川幅広く、容易に回避可能。まだヤナも設置されておらず、ストレスフリー(9月後半からか?)。
前半は、静寂の森の中を進み、徐々に視界が拓けて人里に下りてくる風情を楽しむ。流れは早くて、カーブ毎に2級弱のフレンドリーな瀬が現れる。
上記した沈下橋や橋脚、竹のストレーナーさえ確実に対処すれば、前・中盤もイージーなツーリングコースである。
沈下橋は2つとも伏せて通過する高さだった。これを過ぎるとコースも後半に差し掛かる。
山陽道の高架を潜ったところから錦帯橋まで、5kmほどの長い瀞場。前回同様向かい風もあったが、流れの力に助けられ、今回は、あまり苦痛を感じずに錦帯橋に到達。
錦帯橋の堰堤は、左岸ポーテージが標準だが、今回は、真ん中のラインで下り抜ける。浅くて、フィンを破損したボードもあり、よっぽど自信がないと、やらないほうが無難。
錦帯橋を過ぎると水は幾分濁りを増すが、すぐにゴールに到着する。
【当日のデータ】
水量:南桑2.68m
プットイン:椋野観音茶屋付近左岸入川道
テイクアウト:臥龍橋下流右岸河原
距離:約21km
ボート:SUP
グレード:2級
所要:3時間