おきゃくさまのごようぼうにこたえて | ちきんのさんぽ

ちきんのさんぽ

日本語教師をしています。
鶏のから揚げが好き&小心者&嫌なことは3歩で忘れるので「ちきん」と名付けました。
日本語のことや日々のできごとをつづっています。

日本語学校で非常勤講師をしています。


日本語教師養成講座を受けているときに

「日本語教師はサービス業だ」

と言われました。

お客様を満足させてなんぼや!と。

これを聞いた時、あまりピンと来ず、

今もまだよく理解できていないままです。


授業中につい居眠りしてしまうのはある意味仕方ないときもあると思います。

でも、スマホ、音楽聞いてる、お絵描き、別のテキストや宿題の内職をするのはなぜなんでしょう。

何度注意してもいつのまにか復活、

中にはそのまま続けるのはなぜなんでしょう。


授業の大切さ、進路の選択肢についての説明を聞き、

親に高い授業料を払ってもらい、貴重な時間を使ってでも、

「それがやりたい」

と言うのなら、もうほっといていいんじゃないかと思ったりもします。


学生と言えども、いい大人です。

でも中身が子どものままの人もいます。


自分ではどうしようもない、

自分を抑えられない人もいます。

一介の日本語教師では手に負えない人もいます。


私は自分がよくわからなくなりそうなときは

学生の頭の上に、想像で札束を乗せます。

サービス業だと思えば、煮えたった気持ちもおさまります。