かりとブログがご無沙汰になってしまいました。べっくです。
もうこの下半期のペースダウンが著しかったですね。
東京女子流のボーカルリーダー、あぁちゃんこと小西彩乃さんの活動休止に伴って、連動するかのようにこの夏は私もリアルに体調を崩してしまいました。
日常生活に支障を来すレベルになってしまった事もあり、創作活動を一時的にスローダウンせざるを得なければならなかったのは辛かったですね。
あ、あくまでもスローダウンです。
創作活動を止める発想はありません。
止めると死んじゃうので。
という訳で、今年も昨年同様に年間の創作活動の総括をしてみようと思います。
昨年は「白」を基調に女子流メンバーを描いた連作「in White」の3人分(新井さん、山邊さん、中江さん)まで描いた時点で活動終了となりましたので、その続きからとなります。
このシリーズの描画の際に編み出した技法が、現在の私の作画プロセスの基礎になりました。
という意味では非常に重要なものになった一方で、
ああ、当時はこの「ドン引き」という言葉をブログ上に書く事すら出来ないくらいの病みっぷりだった事を思い出します。
今ではすっかり良い思い出になってなーーい。
なってないよー山邊さん
まあそれは置いといて、そんなトラウマを克服して描いたのが上の小西彩乃さん、庄司芽生さんだった訳です。
この作品で確立した手法は、その後に「対象の単純化」という方向のアレンジが加わって現在の作画スタイルに至りました。
そのプロトタイプが、新井ひとみさんのインスタグラムの小さなアイコンから元の絵を想像して描く、というものでした。
これがそのアイコンです。当時、この絵の元写真になるものは公式には発表されていませんでした。
このちいさな奇跡の美アイコンを下絵として、「きっと元の写真はこんな感じに違いない」というイメージで描きました。
「in White」シリーズに比べて描き込みを極限まで簡略化させたので、かなり短い時間で描き上げた事を思い出します。
そして、この手法をまた次のステップに進める為の素材としたものが、夏の総合イベント「音霊2015」に出演した際、オフで庄司芽生さんが撮影した山邊未夢さんの写真です。
この写真を含め、当日撮影されたいくつかの写真を元に、新井さんよりもディテールを細かく描き込んで仕上げました。
これも見せたらドン引きするのかなぁ
当時は体調不良がピークだった事もあり、一日1~2時間しか割く事が出来なかったのを思い出します。
で、この手法に更に簡略化を進め、少ない色数構成と線描の追加によって別の風合いを目指したものが、今年の12月に完成させた小西彩乃さんの生誕祝いの作品であり、現時点での最新作です。
一つ一つにかなりの時間を費やす作品である為、今年の純粋なイラスト作品は以上となります。数は少ないですね。
その他、ハードボイルド楽曲のアナログEP盤のジャケットのパロディ作品も作りましたね。
この当時は本業の方がピークになっていた事もあり、深夜までの仕事を終えて終電で帰宅した後にうっかり思い付いてしまい、深夜に制作したりしてました馬鹿ですねー体調不良の原因ですねー何してんだろねー。
その他、秋の女子流ファンクラブDVD会報に収録されていた動画を大量にモンタージュして一枚の高解像度集合ピンナップ写真を制作するという、これはもう完全に何かの病気のような活動を行った形跡があります
本当に、何やってんでしょうね私は。
あとは、イラスト、グラフィック作品以外にも積極的に音楽制作、映像制作に時間を投資した一年でもありました。
「Partition Love」のミュージックビデオを「スタジオ録りのリップシンク映像部分+独自に制作した映像」のみで再構成し、著作権の都合上公開出来ずに地団駄を踏んだ「Partition Love - Only TGS Edition -」は、元のミュージックビデオのドラマ部分でひーちゃんとあぁちゃんの二人から慕われる「先生」を完全抹消した功績が一部界隈で讃えられました
また、活動休止に至り、公式からの状況発信が完全に途絶えた小西彩乃さんを想いながら楽曲「in her voice」を制作しました。この曲には、2013年武道館公演を控えた小西さんの抱負のコメントをうっすらとフィーチャリングし、間奏部分に花を添えて頂きました(勝手にやってるだけですが)。
https://soundcloud.com/chickenbeck/in-her-voice
なんやかんや書いて来ましたが、なんと言っても今年の活動のハイライトは、レタッチ&グラフィックデザイン&女子流愛の集大成となった、5月制作の「東京女子流5周年記念架空ポスター」でしょうね。
デビュー当時のメンバーと現在のメンバーを共存させる事を目的としたレタッチ作品であり、なおかつ写真と写実描写による欠落補完の組み合わせの集大成にもなりました。
発表当時、多くの方から好意的な反応を頂き、有志の方々によって大型ポスターの形に量産して頂きました。
Zeppダイバーシティでの5周年ライブの素晴らしい記憶も相まって、非常に大切な記念の品となりました。この企画を先導して下さった虎猿ディさんのバイタリティには、ただただ感謝するばかりです。
この時に制作した各メンバーの立ち姿から様々なバリエーションを作り、メンバー別クリアファイルやマグカップも制作しましたね。
こんな風に盛り上げた5月~6月の東京女子流の5周年でしたが、小西彩乃さんの「腰痛悪化による活動休止」の衝撃と共に長い暗雲の時へと突入しました。
その後の経過について公式には全く語られず、半年が経過しました。
残された4人は変わらず精力的に活動をしているものの、小西さんについての情報としては昔の思い出話以外語られる事はなく、いつの間にか「4人の女子流」が既成事実化される気配が濃厚になりました。
私を含め、多くのファンが様々な憶測、憤懣、語らぬ運営への懐疑・失望を充満させた末に、12月28日0時、「小西彩乃、東京女子流を卒業、芸能界を引退」の公式発表が行われました。
姿を現さないままに語られた本人からのコメントを目にした時、理性が全てを呑み込んだ後で感情がそれを激しく吐き出し、拒絶しました。一晩中、その葛藤は嗚咽と共に繰り返されました。
このまま終わってしまうのか。
4人を残して、このまま「5人の東京女子流」は永遠に消滅してしまうのか。
もう二度と「5人の東京女子流」を見る事は出来ないのか。
もうその日は精神状態はボロボロでした。
年収めの仕事を早々と切り上げ、街をフラフラと歩き回りました。
CDショップに入って女子流のコーナーを探し、過去のアルバムのジャケットに写る小西さんの姿を眺め続けました。
そんな矢先、突然Twitterのタイムラインに飛び込んで来た一枚の写真に、思わず街中で足を止めてしまいました。
小西さんが、4人と一緒にいる。
しかも、今この時間に。
小西さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組の最終回収録の際に撮られたものだという事は一目で解りました。
半年の空白期間を越えて、東京女子流が5人になったのです。
グループ離脱が報じられた後ですから、正確には「1人と4人」なのかも知れませんが、
そんな事はここではどうでもいい。
逢いたかった「5人の東京女子流」が戻って来たのです。
つかの間の合流だという事は承知の上ですが、だからこそこの「美しく、儚い瞬間」がただただ愛おしく、幸せな気持ちになりました。
半年かけて通ってきたトンネルの果ては、奈落の底への急降下から一転、輝かしい天空への飛翔となったのです。
さて、
時計の針は0時を過ぎ、12月30日となりました。
大阪 クラブ・クワトロでの東京女子流年末忘年会ライブ、そして、小西彩乃さんがパーソナリティーを務め、活動休止中は4人のメンバーが交代で代打を務めたラジオ番組「こにたん 今夜もにっこにこにたん」の最終回放送まで、あと1日を残す所となりました。
私は大阪へは行けませんが、この輝かしい瞬間を手に入れた4人の今年最後のライブの成功を祈って止みません。
そして、小西彩乃さんが歩み始める「新たな世界」が希望と喜びに満ちたものになる事を祈って止みません。
そして、小西さんから大事なバトンを預かった「4人の東京女子流」が、2016年も力強く歌とダンスで音楽の楽しさを伝える為に邁進してくれる事を祈って止みません。
そして、私は、これからも東京女子流を描き続けたいと思います。
誰に頼まれた訳でもなく、誰が喜んでくれるのかも判りませんが、創作意欲と女子流愛をエンジンに、初期衝動を燃料に2016年も邁進して参ります。
私の活動を支えて下さった多くのアスタライトの皆様、本年中は本当にお世話になりました。
来年も引き続き宜しくお願い申し上げます。
<(_ _)>
そして、来年は山邊さんにも喜んでもらえるような作品が描けるようになると良いなぁ。
いやもうホントにマジで。
頑張ります
- REFLECTION(CD+DVD+スマプラ)(初回生産限定盤)/avex trax
- ¥4,320
- Amazon.co.jp
- REFLECTION(CD+スマプラ)(初回生産限定盤)/avex trax
- ¥4,428
- Amazon.co.jp
- REFLECTION(CD+スマプラ)/avex trax
- ¥3,348
- Amazon.co.jp
- TOKYO GIRLS’ STYLE 5th Anniversary LIVE -キラリ☆ i.../avex trax
- ¥5,940
- Amazon.co.jp