本日19時前にタイの王様が崩御されました。
自分はその時に、ジムで汗を流していたのですが、テレビの番組が突然国営放送になり、王様が亡くなられたということを知りました。
いつもなら和気あいあいとしているジムも、その時だけはテレビにくぎ付けになり、皆手を合わせていました。中には涙ぐむ方もおり、いかに王様が国民から愛されていたのかを感じました。
ただ、王様の体調が何年も前から優れないのは誰もが知っていたので、一応準備はできていたようです。
バンコクの街を歩いていると必ず目にする王様の写真や絵、お札も王様なので、もしかしたら自分の家族や恋人、友人よりも目にする頻度が高いかと思います。
また、映画館で映画を観るときは、上映前に王様へ敬意を示すために国家が流れます。その際は我々外国人も起立して敬意を表します。それをしないと逮捕されるそうです。
タイの歴史は殆ど勉強していないので、王様が一体どれくらいタイという国に貢献したのかは具体的には分からないのですが、現在のタイの経済状況や治安を鑑みれば一目瞭然ですね。他の東南アジアの国よりも頭一つ二つ飛びぬけていますし。
王様自身も、そしてタイという波乱万丈な国をここまでまとめ、国民に愛された王様。抜けた穴は大きすぎます。
息子さんは継承したそうですが、彼もとても有名な問題児(64)だそうで、国民は不安いっぱい 汗。一方で娘さんの方がしっかりものなので、法律を変えて王女でも継承できるように動いていたみたいですが、間に合わなかったんですね。。。
これから数年はタイは忙しくなりそうですが、これも何かのご縁。出来る限りタイの行く先を見守っていきたいと思います。
タイ人曰く、ただでさえ政情が少し不安定な中、王様の死によって調和が乱れ、暴動が起きる可能性があるそう。
経済にも影響がありそうで、既にタイバーツ安になっています。
ちなみにですが、本当に親しいタイ人意外とは王様の話はしないほうが良いそうです。もししたとしても話を逸らされます!!笑
なので、王様の話をタイ人とオフレコで出来るようになったら、友人として認められたと考えても良いのではないかと。。
追記
タイに在住の方はお気づきかと思いますが、現在テレビの全ての番組(CNN,BBC,NHKWORLD含む)が、タイ政府によって規制され王様のドキュメンタリーのような映像が流れています。
友人曰く、あと30日はこういう特別なことが続くそうです。
以前、タイで革命が起きたときも同様の事が起きたそうです。
また、今後1年間は政府機関は喪に服すそうです。
王様が亡くなるという前代未聞の事態、いろいろなことが変化していきそうな気配です。
また、タイでは黒い服を着るように呼び掛けているそうで、町中が黒だらけです。
グーグルのロゴも本日はシンプルに真っ黒。
国中、悲しみに包まれています。