この素晴らしい現代に爆裂を!





※注意※
この作品は、アニメ「このすば」を見た主の妄想を書き起こしたものです。
・本編との直接的な関係はありません。
・この作品はアニメ版第1期全10話+OVA版までの設定を元に書いています。
・この作品には主の妄想による追加設定、オリジナルキャクターが登場してきます。苦手な方は読むのを控えるのを推奨いたします。

それでもよろしければ、どうぞお楽しみください。








〜プロローグ〜






#2 『この魔王軍幹部のスキルで近道を』







アクアの放った小学生のような発言を認めるような答えが、紅茶のお代わりをお盆に乗せ戻って来たウィズから返された。
え…?マジか…?
俺がどう言うことかを聞こうとするが、そこにいる金に飢えた悪魔の様な自称女神が先に食い付いた。

「ち、ちょっと!!どういうことよナメクジリッチー?!
あるの?!あるのね??!!
今あるって言ったわよねぇぇ!!?」

「ひゃぁあぁあぁ!?
ま、待ってください!アクア様ぁあぁあぁあぁ!!」

そのまま引きちぎってしまいそうな程ウィズの服に付いている胸元の紐(と胸)を高く上下に揺さぶるアクア
…良いぞ…もっとヤれ…( bΣ ッグ!)
…なんて考えている場合じゃない。
早く止めなければ怒り狂ったバーサーカーがウィズに浄化魔法を放ち兼ねないので二人の間を割って止めに入った

「おい落ち着けアクア!そんなんじゃ話すにも話せないだろうが!!」

「何よ…わたしたちが借金に追われて貧しくひもじい生活をしていたのに…
このクソリッチー、簡単に魔王城に行ける方法を隠して自分は道具屋で紅茶を飲みながらわたしたちを嘲笑ってたっていうの…
…アッタマきた!
こんのクソアンデット!今すぐ浄化してやるわ!!
ッッゴォッドブr………イッッッダイッ?!!」

俺は止まる気配の見せないアクアを持っていた剣(の鞘)で後頭部をひっ叩いた。
こうでもしなければこの馬鹿は止まらないことを知っていたのでそれなりの力加減を入れた。
動きを止めたバーサーカーはターゲットをウィズから俺に切り替えて来た。

「何すんのよカズマ!
わたしはこの陰湿で悪趣味なアンデットを退治しないと気が済まないのよ!?
止めないで!!」

「アホか、話くらい聞いてやれよ、あと退治するな。
えっと…ウィズ、どういうことなんだ?
ここから魔王城にすぐに行けて、しかも幹部たちを倒さなくても大丈夫なんて…
そんな都合のいい話があるってのか?」

叩かれた所をさすりながら泣き喚くアクアを他所に、揺らされ息を上げていたウィズが一度深呼吸を挟んでからゆっくり話始めた。

「はぁ…ふぅ…は、はい。
一応あるにはあります。
ですが少し問題があるのですが…」

「問題…?っと言うかその前にどうやっていくんだ?馬車とかを使っても何週間もかかるような場所じゃないのか?」

4人に見つめられながら、話して良いものか…と言いたそうな顔をしつつウィズは答える。

「その、私の持つアークウィザードのスキル『″ワープポータル″』を使えば過去に″記録″した場所であれば一度に複数の人を同時に転移させる″ゲート″を開く事が出来るんです。

本来魔王さんの結界によって冒険者の皆さんは魔王城の前に″記録″をする事が出来ないのですが、
幹部である私は魔王城で定期的に開かれる幹部の集会の移動のために特別に″記録″出来る許可を頂いているんです。
ですので、私の作った″ゲート″を通じてお城までいく事が出来ます。」

つまりぃ、
スタート地点から一気にゴール前にショートカット出来るってことか?!
いいのかよそんな事出来て?!

「なによ!そんなうまい話があるならもっと早く出しなさいよこのリッチー!!
…フフン!
さぁ!首を洗って待ってなさい魔王!
この清く美しい女神、アクア様が成敗してやるわ!!!」

「フッフッフ…!
遂にこの時が来ましたか…!
この世で最強と名乗る魔王…どれだけ奴に爆裂魔法を放つのを思い描いたか…!
今こそ我が爆裂魔法こそが真の最強だと言う事を証明してみせましょう!」

「…世界を脅かす魔王と戦える…
その念願…が…漸く叶う…のか……!///

(ハァ…///ハァ…///一体どんな辱めをしてくるのだろうか…?///
触手を召喚してヌルヌルプレイ…?///
迷路のような場内に無数に張り巡らされた罠の数々…///
そこに更にエr(略))」

…と勝手に盛り上がっている変態達。
なんだろう、倒さなきゃいけない相手なのだが、
こんな奴らに命を狙われている魔王に少し同情してきた…
しかし、気になった事が一つ…

「でもいいのか?
そんな勇者に対して協力するような事して。
魔王の城まで送ってくれるって、それこそ魔王に対する謀叛だろ?」

「いえ、私はただ結界の維持を任せられただけに過ぎません。
それに幹部所属時の契約規定にも書かれていなかったので大丈夫だと…」

本当に大丈夫なのか…?
まぁ俺たちが自力で魔王城まで来たって事にすればウィズにはお咎めは来ないか…

「そうか…
それで、さっき言っていた問題ってのはなんなんだ?」

「え〜っと…それが…
″ゲート″による移動は距離が遠ければ遠い程…
一度に移動する人数が多ければ多い程消費魔力が高くなってしまうんです…

いつもは私一人で行っていたので問題はなかったのですが、みなさんを含めたら…
今の私の魔力だと一度に送れるのは恐らく最大でも4人までかと…

しかも私は魔力を使い果たして動けなくなってしまうのでみなさんの足を引っ張ってしまいますので…」

なるほど…つまりおとr…いや、
戦力をまずここに1人置いていく
+
動けなくなったウィズを誰かが抱えていなきゃいけないわけで…
都合3人が戦闘不能…と…
確かに問題だな…

「はぁ…。
ま、そんな上手くいくわけないよな。
それにどの道勝てる見込みなんて無いんだ。
この話はこれで…」



「ダクネス!めぐみん!!」

「「(コクンッ!)」」

解散を告げようとした時、アクアの放った合図と共に3人の変態が俺を取り囲む。
背後に回ったダクネスが素早い手つきで店に置かれていた妙な色のロープで俺の手首を後ろから縛り付ける。

「ちょっ!お前ら…ゥムグッ!!??」

横から来ためぐみんが自分の持っていたハンカチを捻りつけ猿ぐつわを作り、俺の口を塞ぐ。
そして正面から…

「んゴッッッッドブロオォォォォォオオ!!」

アクアが縛られた俺のみぞおちに愛と怒りと悲しみを乗せた拳を突き刺す。
……うぼぁ?!!!
〜〜〜〜〜〜こいつら…!?普段はやる事考える事てんでバラバラの癖にこんな時だけ妙に息の合った連携プレイを…?!

「シュ〜…悪いわねカズマ。でもこうするしか無いのよ…」

「アクア…ほ、本当に大丈夫なのですか…?こんな事をして…?」

「はぁ…///後ろからでも伝わるこの衝撃…羨ましいぞカズマ…///」

「ふ…ふもぅ……グゥゥ…………」


口を塞がれ、みぞおちを殴られた俺は呼吸がままならない状態になる。
薄れゆく意識の中で俺はあとでこいつらを思いっきりブン殴ってやる…と固く決意し、次第に意識を失っていった…











……
………























『カァー!カァー…!!』





















カラスの鳴く声に起こされるかのようにゆっくりと目を開けると、

そこは地獄だった…