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あいとゆうきのほんや(本屋)

好きなことを何でも語り合う場~Tell me your something favorite~


夫婦の青空

 
心の師匠 さかもとけんいちさんの著書です
古本屋、青空書房のご店主です

病床の奥さんに宛てた絵手紙や
店休日に軒先に貼り出される手書きのポスターが
掲載されています

今日もひとつ 命いただいた
おまえとわしの生命
何にもお返しできなかったけれど
ありがたい一日だった
あまったれたハガキと笑われてもいい
ハガキでしかかけない お前への愛なのだ
いのちよ 今日もありがとう

誰でも書けそうな言葉のチョイスかもしれません
しかし今の私には決して書けません
まず朝起きて、命をいただいたという発想がありません
そこにあって、当然だから

きっとこのとき、さかもとさんは
奥さんがいなくなってしまうことが
恐かったのではないでしょうか
だから目覚める、意識があるということは
神様が今日もちゃんと命を届けてくれた、
と感じていたのだと思うのです

その恐れと共存しながら、
心許なくも、力強い意志で
この言葉は紡ぎだされたのではないでしょうか

この本は、穏やかな言葉で綴られていますが、
私には、さかもとさんの奥さんに対する、
またあらゆる人に対する凄まじい「愛」を感じます

お店を訪問した時もそうでした
「図解雑学シリーズの仏教」を気まぐれに手にした私に
「仏教書ならひろさちやさんの本があるよ」と
近所のおじいちゃんのように話しかけてくださいました
逢った瞬間から、知り合いになり、
話した瞬間に、家族のような気分になる、
それがさかもとさんです

大きくも小さくもなく、日々の生活を、真っ直ぐ、丁寧に、
さかもとさんはそんな風に、過ごしていらっしゃる気がします
言うは易し、行うは難し
その一端を、今日、今から見つめていきたいのです