タオルをたたんでいると
繊維が指に引っ掛かる
じっと手を見る
油分が少ない
がっさがさのてのひら
手の甲を見ると
ところどころ切れて
赤くなっている
妙に懐かしい
この手
そうだ
お母さんの手だ
冷たい布団の中で
私の小さな足を包んでくれた
かさかさの手
肌触りは良くないんだけど
温かさに抱かれて
いつの間にか眠ってしまっていた
こんな私でもそれなりに
書いては、切り、洗っては、掴んでいるんだな
何はなくとも
この手が教えてくれる
今の私がいる証
お母さん、ありがとう
そして71歳のお誕生日、おめでとう