23日早朝、カナダ政府によるコロナワクチン接種・検査・検疫の強制に反対するトラック運転手の隊列が、ブリティッシュコロンビア州を出発した。彼らは西海岸から東へと大陸横断し、カナダの連邦政府のあるオンタリオ州オタワへ向かう予定。

カナダは食料から生活物資に至るまで、アメリカから(またはアメリカ経由でメキシコから)の輸入に大部分を頼っている。以前うちがお世話になった引越し業者の運転手さんも、しょちゅう米加国境を行き来していた。なのでコロナ関連の規制が厳しくなってからも、国境を行き交うトラック運転手は「特例」とみなされ、PCR検査や検疫などを強制されずに済んでいた。そりゃそうだ。そんなこといちいちやってたら、仕事にならない。
ところが政府は、1月15日から国境をまたいで行き来するカナダのトラック運転手全員に対しワクチンの完全接種を完了するか、またはカナダに再入国する際にPCR検査及び二週間の検疫期間を強制すると発表。またアメリカ政府も、同様の措置を1月22日より施行。
これじゃまるで政府はトラック運転手に対し、「接種しろ!さもないと失業して家族を食わせていけなくなるぞ!」と脅しているのと同じ。これまで医療関係者や警官、消防士、軍人、公務員に対してやってきたことを、今度は運送業界まで手を伸ばしたってこと。当然、堪忍袋の緒が切れた運転手さんたちが今回の行動に出たってわけ。
このため今後は最低でも二週間は、カナダ国内で食料や物資の不足が予想されている。
先週末スーパーに行ったら、生鮮食品の棚がガラガラ。
やっとサラダ用のレタスと、冷凍グリーンピースを一袋だけ手に入れて帰ってきた。
このトラック運転手さんたちの勇気ある行動に賛同する国民は多く、今回の大陸横断を応援する人々からの寄付がこれまで日本円にして2億2千万円以上も集まったという。
トラック運転手さんたちは、横断の途中でさらにたくさんの仲間達が合流し、東に到着するころには大隊列になっているはずだ。みんなも高速道路で彼らを見かけたら、ホーンを鳴らして応援しよう!