皆様大変おひさしぶりなわけで

ここを見てくれる人が今もどのくらいいるのかさっぱりなわけで


近頃大変寒くなりました ホットコーヒーがおいしい季節になったものですね

僕はコーヒーに大量の砂糖と牛乳を投入したドロドロなものが好きという邪道なコーヒー好きなもので、マックで、「ガムシロップ三つとミルク二つ」とか言った後の店員さんのドン引顔なんてもう見慣れたものですよ


閑話休題


最近、めっきりラジオもできなくなってきました

やはり月日は流れるもので僕も論文の仕上げ最終段階という局面を迎えています

友人達と遊ぶ暇もなくなり、あまりプライベートが充実しているとは言いがたい状況でもあります

タイピングをするか、本とにらめっこをするか

そんな日々です


でも合間を縫ってラジオはやりたいと思います 少なくとも、地元へ帰るまでは

それからの事はしゃっぱり考えてませんし、あまり考えたくはない自分もいます

ラジオは僕の中でそうとう大きな領域を占めていて、ラジオによって運命線をぐちゃぐちゃに書き変えられたとちょっと思ったりもします

たまに自分の過去放送を聞いて、ニヤニヤしたりもしています 気持ち悪いですね、ええ


まぁそんなこんなな日常な訳です

ということでこんなヘタレDJですが、もうちょっとだけ僕にお付き合いいただければ大変嬉しく思います



やるやる詐欺が溜まりに溜まって、そろそろ告訴されそうですね

ちょっとずつ、ぼちぼちと気長に待っていただければこちらとしては本当に嬉しい限りです

それでは、また。

ご存知の方もご存知で無い方もいるとは思われますが、僕は東北の雪国生まれということで、自分の上京ストーリーについてでも、ぼんやりと書いていこうかなと思います


どのような希望野望を抱いて、東京の地へ来たのか

どんな事を考えていたのか

そしてどのように堕落していったのか


まぁ、我ながら大した内容を書けるつもりもなく、皆様を楽しませることなど、とてもとてもできそうにありません。


田舎もんの上京物語なんて読みたくねぇよ!アザァース!!

そんな事も言われそうですが、ガムやタバコを吸う程度の暇つぶしにでもしていただければ。


トイレで手持ち無沙汰なとき、電車を待つ間、パスタが茹で上がる片手間にでも読んでいただければ幸いです。


ということで、シリーズものその二 雪国少年東京へ ~上京物語~です



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高校三年生である。

部活も引退し、これから本格的に大学を決めなければならないときである。

教室を覗けば有名大学の赤本を手にとり、血眼でペンを走らせるクラスメイト達。


問題を解いているのか 問題に解かされる作業を強制されているのか

ペンを走らせているのか ノートの上を駆け巡るペンに手を添えて、必死に押さえているだけなのか

大学へ行くために勉強するのか 勉強するために大学へ行くのか


そんな半狂乱とも言える状況の彼らをよそメに僕は悩んでいた。

一応進学校に転がり込んだものの、将来大学に入って、地元で定職について、嫁をもらい、家を継ぎ・・・という何も考えていない希望的観測にまみれたレベルの将来像しか考えていなかったわけである。

夏の黄色い日差しと、焼け付いた地面から湧き上がってくるようなセミの声にまみれて、僕は結局お前は大学どこにいくねんという現実を突きつけられたわけである。


好きな勉強をしたい

でもその勉強でめしを食うような職につきたいわけではない

だって将来公務員になりたいんだもん☆


以上の点を満たす大学であれば、別に日本列島どこでもよかったのである。

進路指導室にあるカタログを適当に広げる。

日本には大学と名のつくものが無数にあるもので、「文系」というカテゴリの中にいる僕が「文系」の大学を探すだけでもとんでもない量なのである。


購買部で買ったバターパンと、コーラ

中庭のウサギ 毎日湧き上がる入道雲

黄色い光のあたる窓際の上から三つ目の席


進路指導室のカタログをペラペラとめくり、学部や講座について調べる日々がしばらく続いた。


そしてついに


あるものだ。 そういう大学って。

よし、この大学に行こう。そしたら自分の好きな心理や民俗学、社会学を勉強できる



この大学! 君に決めた!



カタログの凄さと自分の思い切りのよさ、そして頭の悪さをその後思い知る事となる。

そして偏差値と闘う日々が始まったのである。


奇物蒐集


小さな頃の僕にはこんなクセがありました

セミの抜け殻 蛇の頭蓋骨 マミ(うちの実家ではアナグマを指す)の爪 貝の化石 流木 鳶の羽

こんなものをどっかから拾ってくる子供に親はさぞかし心配したことでしょう

よく「まぁぁたこんなもの拾ってきて!」と怒りながらも結局許してくれた親には感謝しています


月日は流れ、幼年期を終え、少年期を流しソウメンのように過ぎた僕はもう大人になっていて、奇物の蒐集癖があることすらすっかりと忘れていました


それがこの間、新宿東口をあるいていたときのことですよ

いつものように本を漁ろうと紀伊国屋東口店の近くを通ると、ふと通路的なものを脇に見つけました

そこをなんともなしに通ってみようじゃないかと思った時、その店は見えてしまいました


入り口にはでかいエイの化石 そしてその隣にはウミユリが踊り、店の中には隕石や見た事もない鉱物たちがきらきらと。

ホコリっぽい匂いがして、古びていて、時間が止まったような店内 わずか二畳ほどの広さの中に、たくさんのモノ達の途方もない記憶が詰まっていました


ふと幼い頃の思い出が一気にフラッシュバックしました 


夏の日に友人と川原で化石を掘った事

マミの爪を喜んで持ち帰った事

鳶の羽を集めて、小さな翼を作ろうと考えていた事


立ち上がると自分の身長よりも大きかった我が家の愛犬を連れて、山の中をわくわくしながら心躍るものを探し回った日々でした


あぁ、僕は小さな頃、こんなモノを集めてはわくわくしていたんだ

忙しくてこんな事忘れてたなぁ



気がつくとサンドローズとかんらん石とフローライトとブルー方解石をレジへと持っていっていました


長い時間止まったままだった僕の蒐集癖がまた動き出しました


もう、都会で暮らし、大人になった僕は、昔のように自分の手で奇物を拾い集めることはできません

形は変わりましたが、また僕のわくわくする日々が始まります。



「人間は動く欲望である」 byなんちゃらかんちゃら(失念)