バルセロナのカクテルバーで飲んだお洒落なサングリア。

 

身に起こった事象は、自分の捉え方次第…というお話です。

もちろん生きていれば、どういいように考えようとしても最悪の事態というのは

起こりうると思います。

そんな時も、そこから学びを得ようと努力する、というのが優等生的な考えでしょう。

 

でも、それがなかなかできないから、苦しんだり悲しんだりするのかなと思います。

 

でも、そんな悪くない状況の場合。

 

ただ退屈とか、なぜか分からないけどもやもやするとか、ちょっとイライラするとか。

そういうことは、やっぱり自分の捉え方次第で変えていけるものです。

 

バルセロナの近郊のワイナリーに、日本人が訪れるというので通訳をしてほしい

と頼まれたことがありました。1日拘束されて、なんと報酬はお客さんと一緒にテイス

ティングができたことと、ワイン1本だけ。(今だったら絶対やらない!)中途半端な

時間までワイナリーにいたことでランチタイムを逃してしまい、高速道路の休憩所

でのおいしくないランチ。郷土料理とかを楽しみにしていたのに…。

 

通訳の仕事のせいで頭もくたくたの帰路。ワイナリーの関係者が運転する車の助手

席に座っていたのですが、延々と続く枯れたブドウの木ばかりの冬景色。日本から

のお客さんがいる手前、寝てもいけないし(寝ればよかった!私はワイナリーの回し

者ではなかったので)、ちょっと辛かったとき。

 

運転をしていた人が、自分のサングラスを貸してくれました。

 

「このサングラスをかけてみて」

 

アウトドアスポーツに似合いそうな、いかにも男性的なそのサングラスを何気なく

かけてみました。

 

そしたら。

 

景色が180度変わって、びっくり!

 

枯れた薄黄色一色だった世界が、なんと虹色に。

 

「凄い!ナニコレ!」

 

「でしょう。あまりにも殺風景な景色だから、退屈だろうなと思って。僕も時々これ

をかけて、気分を変えてる。世界が輝いて見えるよね」

 

と、その人は言いました。

 

この時は、サングラスというツールが手伝ってくれたけれど、見方が違うだけで

こんなにも世界が変わるなんて衝撃でした。

 

無償の仕事だったけれど、このとき大きなことを学びました。

自分の目で見てもきっと同じ。心の持ち方で景色を変えられる。(もちろんツー

ルを使うのもあり)

そのサングラスは、私のスタイルには合わなかったので、買わなかったけれど、

サングラスじゃなくてもそれを身に付けたら気分が変わるというツールを持つのも

いい方法ですね。

 

今日の地中海マインド

つまらない景色も見方次第で変えられる!ツールを使うのもあり!