見てくださいよ、この見事なピザ。
バルセロナのイタリアンはここ10年で大きく変わりました。
昔よくあったスペイン人が作るイタリアンは、びっくり仰天のまずさでした。
アルデンテが受けつけられない人たちだったから、とんでもなく茹ですぎの
パスタで、パルミジャーノチーズとかなかったし。
今のバルセロナは、イタリア人によるイタリア料理店がいっぱい。
首都のマドリードよりもたくさんイタリア人が住んでいるそうです。
競争も激しくて、おいしいイタリアンが食べられます。
でもわざわざイタリアン食べなくてもいいか、と思ってしばらく食べていな
かったのです。
パスタとかピザとか、家でも作れるし。
で、久々に食べたらショック。
以前だったら、ウキウキでペロリと食べられていた量が食べられなくなっ
てた…。
これはもう、老化現象ですよ。
丁寧に作られていて、おいしい。
見た目もきれい。
この値段で、この量と質。
スペイン料理よりお得感高し!
ですが、胃がはち切れそうに…。
直径30センチくらいありそうな写真の窯焼きのピザ、イタリア人は一人
一枚食べます。
周りのスペイン人も食べてたし、イタリアに行ったとき、確かに私も食
べました。
いやー、もうこんなに食べられませんから。
自分では絶対作れないおいしさ。
食べられるものなら、もりもり食べたいけど、年齢とともに胃のキャパシ
ティーがこんなに小さくなっていたとは。
食べ盛りの皆さん、バルセロナのイタリアン、いいですよ。