バルセロナの近郊に「レスグアルド」というレストランがありました。

 

「世界うるるん滞在記」の舞台になったりして2000年前半ごろ、日本でもよく知られるスペインのレストランでした。

当時レストランやカフェ、パティスリーについて書く仕事をし始めていた私には憧れのレストランで、いつか取材できたらな~と思っていました。

ミシュランの星つきレストランで、敷居が高いような気がしていたのです。

 

それから、いろんなレストランができては消え、できては消え…。

「レスグアルド」のことは忘れていたのですが、シェフのミゲル・サンチェス・ロメラさんがバルセロナに戻ってきた!

というニュースが!

 

さっそく取材に行ってきました。

詳しくは2月発売の「料理通信」で。

 

ミゲル・サンチェス・ロメラシェフ、めちゃめちゃいい人です。

「レスグアルド」のときに取材ができていれば、もっと早く知り合えていればよかったな~と思います。

元脳外科医と紹介されていますが、神経科医だったそうです。

 

私ちょうど、体の一部の脂肪がぽっこり減る脂肪萎縮症?なので、料理やレストランの話の前にがっつりお医者様っぽい話をしてくれました。

困ったら、知り合いの神経科医を紹介するとも言ってくれました。

ありがたい…。

 

ミゲル・サンチェス・ロメラさんは、お医者さんだったときに友人のお医者さんたちを集めてよくホームパーティーを開いていて、あるとき一緒に来た醸造家夫婦にすすめられて、レストランをオープンしたのだとか。

 

とても暖かいところから、料理の世界に入られたのですね。

 

日本でも結婚披露宴のコース料理を作る仕事をされていたとかで、日本のこともよーくご存じ。

 

今度のレストランはお米が主役。

ユニークなロール寿司もありました!

Riceというお店です。

 

アートのようにきれいな料理。

主張しすぎない繊細な風味の料理。

世界にオープンで、文化人らしい独創的な料理。

お米がますます好きになる料理に出会えます。