スペイン北西部のガリシア州には、主人の従妹一家が住んで
います。
雨がよく降るので緑がすがすがしくて、夏もそんなに暑くない。
おまけに日本と同じ軟水なので、ここに来るといつも髪の毛が
つやつやで、肌もしっとりします。
小さな村に、従妹のセカンドハウスがあります。
そこの調理用コンロ。
鉄製のアンティークなのです。
火をつけるのに、薪を入れて、紙も入れて、マッチで紙に火を
つけて、上手に火を大きくしなければなりません。
ボリビア人の奥さんに、
コンロに火を付けといて。
と言われて、ぎょっとしました。
彼女はいろいろ慣れているようなのですが、私といえば都会
育ちで、あんまり熱いのとか冷たいのとか無理。
マッチで紙に火をつけて、すぐにコンロにくべてはいけません。
火が十分に大きくなってから入れないと、すぐ消えてしまうの
です。
こんなやけどしそうなことは、無理。
ごめん。
と逃げました。
それから、ガリシアの名産、ピーマンの素揚げ。
これ、食べるのは好き。
作るのは、自宅でするときは、ペーパーでしっかり水分をとって
から、少ない油で炒め揚げ。
ですが、豪快な方々のやり方で作るのは苦手。
水気いっぱいのピーマンをあっつあつの大量の油に入れて
1つずつ引き上げていく…。
油がめちゃくちゃはねますよ。
これを
やっといて。
と言われて、またもやうまく逃げてしまいました。
いい年した主婦なんだから、これくらい当たり前にできるだ
ろうと思われている様子。
ガリシアの田舎の人たちは、とっても豪快です。