このところ暑くて泡もの以外、ワインよりビールになりがちだった
のですが、今日はちょっと涼しくて。
久々の白ワインです。
ガリシア州のリベイロという地方のもの。
ガリシアのワインは、アルバリーニョ種のものがよく知られてい
ますが、リベイロでは、アルバリーニョ種はあまり使われません。
アルバリーニョ種は、華やかフローラルな香りがしますが、リベ
イロは草系。
今日飲んだものは、醸造過程でなにかあったのか、奥に汚れた
雑巾のような香りがして、飲みにくかったので…
主人に飲ませました。
ではなくて、今日は、
一気に飲み干してしまいました。
惜しいなあ。
せっかく久々の白ワインだったのに。
ワイナリーを訪れると、作り手側の方たちとテイスティングする
ことになります。
その時、時々今日のようなワインに当たることがあるのです。
私の好みじゃない、とかいう以前の問題のもの。
で、どうしようか困ります。
はっきり言っていいものか。
外国人はなんでもはっきり言うと思われる方もいると思うので
すが、何人でも、思いやりをもって人と接しようししている人な
ら、いつでもなんでも正直に言うということはないと思います。
言ってもいいんですけど。
言わないことにしています。
うーん。
と曖昧な表現にしたり、
気のせいかな?ちょっと香りがあまり…。
みたいに胡麻化しといて。
第三者がいる場合は、自分の感覚を疑うためにその人に
聞きます。
そしたら、大体みんな同じこと、思ってる。
やっぱりかー。
あのワインのあの点がだめだったこと。
ワイナリーでは言わないこと。
レストランでももしあまりおいしくない料理にあたってしまっ
ても、その場で
まっずー。
なんて言わないし、(うちの子は言いますが。料理が運ばれて
きた時点で、くっさーとか)
ワインについても言わない。
ワイナリーの人も頑張って作っているわけだし。
この夏収穫するブドウで作られるものは、きっともっとおいしい
もののはず。
頑張れ醸造家たち。