先日、取材先のお店で偶然、10年以上も前にインタビューした
お店のオーナーさんに会いました。
始めて会ったときは、大手の企業のファイナンスの仕事を辞め
て独立されたばかり。
多分そのときからお金持ちだったに違いないのですが、よれよ
れのTシャツに短パン、みたいな姿ですごく気さくな人でした。
で、なぜか分からないけれど彼には勢いを感じて、ビジネスの
ヒントを得たくていろいろお話させてもらったのでした。
アジアなどへの旅行が好きで、そこからヒントを得て、当時バ
ルセロナにはまだなかった事業を手掛け、今では街中に彼の
お店が散らばっています。
で、そんな今でもやっぱりよれよれっぽいシャツで見た目は
変わっていません。
話しても全然変わっていなくて、家族の写真を見せてくれま
した。
活躍が心から嬉しくて、温かい気持ちになったひとときでした。
昔も、ただのインタビュアーの私に、ビジネスのことを話して
くれる人でした。
いつも、無意識に探してる。
新しいものを。
ここにはまだないけど、他の場所にはあるものを。
と話していたのを覚えています。
彼の関心は、自分のファッションとかではなく、100パーセン
ト外に向いていて、それが変わらない軸なのです。
そしてビジネスのセンスは、彼の場合は持って生まれたユダ
ヤの血のおかげもあると思います。
これくらいでもういい。
とか、きっと思ったことないはず。
この人は凄い、すごくなる。
と思った私の人を見る目もなかなかのもの。
最後は自画自賛で。