
こんにちは。
バル専門家の秦真紀子です。
って、今思いついた肩書を勝手につけてみました。
これまでもなぜか名乗ったこともないのに、フードコーディネーターと呼ばれたり、本を出版していただいたら、先生、と呼ばれたりいろいろ。
なんでもいいですが、先生、はちょっと違うかな、と思います。
さて、スペインバルは地方色が濃いものなのです。
ですが、普段バルセロナに住んでいたら、他の地方の定番のバルについてはあまり分かりません。
さらにはバルセロナが国際的な街なので、バルセロナならではのバルなのか、フュージョン系のバルなのかも際どい店もよくあります。
そんななか、バルセロナにありながら、テーマが「アンダルシア」のバルを見つけました。
※アンダルシアは、南スペインのことです。
店の内装から、壁が柄入りのタイルだったり、鉢植えのカラフルな花が飾ってあったり、南スペインの雰囲気満載。
メニューを見て、さらに驚き。
何か分からないものがたくさん。
モリェテ・デ・プリンガ
って何?
トルティリータス・デ・カマロン
ってどんなもの?
想像もつかなくて、出てきてから説明を聞くと、
モリェテ・デ・プリンガは、あらゆる部所の豚肉を煮て、手でざっくり割いたもの。
ハンバーガー風にしてありました。
トルティリータスは、なんと懐かしい”かき揚げ”!
サクラエビ、わかめ、パセリを衣でまとめて薄く伸ばして揚げています。
ドリンクはもちろんシェリー酒。
写真に写ってませんが。
フィノと酸化させている琥珀色のアモンティリャードをいただきました。
シェリー酒はとても奥が深くて、1つの世界があります。
揚げものに、ほんとーによく合う。
体内の油をさらりと流してくれそうに、さっぱり!
シェリー酒についてもまた書きたいと思います。
そしてスペインのバルについてももっと研究していきたいと思います。