またまたちょっとマニアックになってしまうかもしれませんが、スペインワインの産地についてです。

先日ご紹介したリオハと同様に、赤ワインで有名なリベラ・デル・ドゥエロです。
こちらはリオハワインのよい濃厚でフルボディなワインが特徴。
ピングスやベガ・シシリアといった、高級ワインのワイナリーも数々あります。

リベラ・デル・ドゥエロは、ドゥエロ川の岸辺という意味なのですが、岸辺どころか川の気配も感じないくらい、広大で乾燥した地方。
ソリア、ブルゴス、セゴビア、バリャドリッドという4県にまたがっています。

どこまでも続く平野、乾いた麦畑の合間にブドウ畑が広がっています。


夏に訪れたのですが、



猛烈に暑かった!


車中温度が45度とかで、シートベルトの金具で火傷しました。

昼間はこんなに暑いのですが、夜にぐっと冷え込むので、おいしいワインができるのですね~。
ティンタ・デル・パイス(テンプラニ―リョ、ティンタ・フィナとも呼ばれます)という品種が主な品種。


ピングスやベガ・シシリアは庶民には、なかなか手が届かないワインですが、パゴ・デ・ロス・カペリャネスというワインが一躍大衆に人気でした。
これもやはりフルボディの重みのあるワイン。

この地方の熟成なしの若いワインは、タンニンが渋すぎてあまり評判はよくないのですが、熟成ワインはチョコレートとバニラの香り(フレンチオークを使うワイナリーが多いから)がするのが特徴です。


それにしても、この辺りはほんとに暑いです。
で、冬はスペインのなかでも究極に寒い。

激しい地方です。

人もやはり土地を思わせる雰囲気で、陽気でオープンという感じではないです。