誰かとご飯を食べるのは、好きですか?
日本には、おひとり様が気兼ねなく食事できるよう、前や左右に敷居のあるレストランや食堂がある…と何かの記事で読んだことがあります。
地中海マインド的には、ありえません。
誰かと食べることが大好きな人が多くて。
でも一人でも気にしない。
というか、一人だからこそ、人がたくさんいるところにわざと身を置くというか。
この人たち、ほんと誰かと食べるのが好きだな、と思ったことがあります。
職場の食堂で、ぽつんとみんなから離れた席が1つ。ぎゅうぎゅう詰めの真ん中の席が1つ。
その2席しか空いていないところにやってきた人が、
ちょっと迷いつつぎゅうぎゅうのほうに座りました。
その席のとなりが私だったので、よーく覚えています。
私がぽつり席に変わろうかと思ったくらい窮屈でした。
で、彼は言った。
スペイン人だから、こっちの席だわ。
一人で食べることって究極の孤独なんでしょうね。
なのでそれを避けるために、バルに行く!
バルでカウンターに座れば、わいわい賑やかな場の一員。
ウェイターや隣のおひとり様とも会話できるし。
バルってすごいね。
寂しがり屋の強い味方。
一緒に食べる人はいますか?
私は家族との食事の時間を大切にしています。
用事があっても夫と私はお互いに待って、一緒に食べてる。
私はてんでばらばらに食べる家庭に育ったのにね。
その家族と皆揃って食べる時間はもう取り戻せない。
夫の家族はお母さんが亡くなるまでは、毎週日曜昼は全員集合していました。
スペインにはそういう家庭は少なくないです。
一緒に食べられる人がいるあなた、その時間を意識して楽しんでみてください。