こちとらこう生きるしかないんだ。ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊による【2000日超】×1500字の脳内記録!!大好評『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』第2弾!ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊が、2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)。2000日超の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊の鮮やかな表現をたっぷり味わえる超超贅沢な一冊!!!!今回も、品田遊の原案を元に新鋭の漫画家・山素が描く「イデアのゆりかご」を収録。さらに、日記エッセイスト・古賀及子さんとの対談「毎日日記を書くふたり」も特別収録!
書籍化おめでとうございます!やっぱり恐山さんの文章好きだ〜。これを機に前作の『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』も買っちゃいました。本、買い出したら際限ないし置く場所も限られてるのでだいぶセーブしていたのに、本棚がオモコロに侵蝕されていく。
ご本人も本作の対談で書いている通り、日記と言うよりはコラム的な形で日々思っていることを綴ったものになっています。このクオリティのものを毎日書き続けられるのすごいよな。いかに自分が何も考えずに生活しているか、アウトプットをさぼっているかを思い知らされました。
研ぎ澄まされた圧倒的な思考力と、それにおいていかれている制御が難しい身体との齟齬が引き起こすエラーをネタとされていて、この辺りは恐山さんの人となりを知ったうえで読むと面白さが倍増すると思います。YouTubeチャンネルのたくさん食べる企画の前に何故かがっつり食事をしてきてしまったり、お料理企画の際に不注意で指を切ってしまったりという恐山さんあるあるなエピソードの裏で、本人の考えていたことを知れて面白かったです。
ちなみに同僚のARuFaさんとやっている匿名ラジオ「祝200回記念!お互いの苦手を克服しながら一緒に料理を作ろう!」回と、個人のYouTubeチャンネルでやっているトラック運転ゲーム配信が恐山さんらしさが遺憾なく発揮されていて大好きです。球体の面を下にして玉ねぎをくし切りにしようとしたり、一切ブレーキをかけずにETCの安全バーに突っ込んでいったりしていて最高なので是非。
恐山さんの特性による生きづらさでもあるのですが、受け入れて反省しつつ、時には凹んでいる姿は、少なからず生きづらさを感じている人に勇気を与えてくれると思います。様々な形でユーモアに昇華して見せてくれてありがとうございます!「こちとらこう生きるしかないんだ」という台詞大好きです!