梅雨の読書週間。
僕の好きな人が、よく眠れますように/中村航
読み終わりました。
本屋さんで表紙に一目ボレして購入。
昔好きだった人のことを思い出しました。
「若かったなぁあの頃は」なんて、気取って言ってみたりしますが、本当にあの頃の私は幸せのてっぺんと不幸せのどん底を行ったり来たりしていたと思います。
あぁ、恋をするというのはこういうことかと、泣いたり笑ったりしながら感じたものでした。
主人公とヒロインのやりとりが凄く可愛い。なんだよお前らもう、恥ずかしいな、読んでるこっちが恥ずかしいわって物語の登場人物に心のなかでツッコミ入れるくらい。
ただ純粋に誰かを好きになっていく姿を、飾らない言葉で綴っていく文章が好き。
ちょっと恥ずかしいような言葉も、余裕で使えちゃうくらい好きが溢れてるのが好き。
恋愛に興味がない人が増えてるって、なんかで読んだ。
そんな人は、これ読んでほしいなぁ。
きっと恋がしたくなる。
今、好きな人がいる人にも読んでほしいなぁ。
きっと、その人に愛の言葉を伝えに行きたくなる。
そんな一冊でした。