過去の記事です。


2018年11月に、約20年間付き合ってきた心室期外収縮と、心室頻拍らしき不整脈の治療のために、カテーテルアブレーションを受けました。

その後、再発ショック
非持続性心室頻拍(NSVT)が頻発し、12月5日に2回目のアブレーションを受けました。




12月5日(水)
朝の採血は、2年目の男性看護師さん。
手術当日はたくさんの種類の採血があるため血液を引くシリンジが大きく、引くのが大変。
でも、採血がとても上手だったし、針の刺入部を私が把持して、看護師さんに両手を使ってシリンジをしっかり引いてもらい、スムーズに終了‼️

1回目のアブレーションの当日朝の採血が何回も失敗され痛くて散々だったので、今回は安心しました。

昨夜は心室頻拍が頻回にあり、なかなか寝付けなかったけれど、知らぬ間に眠っており、朝起きてからは、たまに出る程度で落ち着いていました。


 
10時過ぎに、保育園に息子を預けたその足で旦那さんが病室に来てくれて、そのちょっと後に静岡から駆けつけてくれた父親が到着病院

世間話をして過ごし、手術着に着替えて、予定通りの13時に車椅子でカテ室に移動。



不整脈は・・・・・


あんまり出ていないぶー


ポーンほんとなんじゃこりゃぁ???

薬飲んでいる状態でもNSVTが頻回で、毎晩のように救急外来にかかった日々。
めまいがしていた日々。
気が遠くなっていた日々。
失神して倒れたらどうしよう、、、と心配してきた日々。

それなのに、入院したら、カテーテルアブレーションに向け、抗不整脈薬の内服をやめているにもかかわらず、ほとんど出ない不整脈タラー




カテ室に到着すると、以前同じ病院(同大学病院の田舎の病院)で働いていたME(医療機器を扱う技士)のBさんが登場!!

ルンルンちょっとー、久しぶりー、やだー・・・・・」と、10年以上ぶりの再会に盛り上がり、少し緊張が和みました。


そのうち、主治医のA先生が来て、


男の子「どぉ?出てる?
昨日の夜は結構出てたみたいだね、あれぐらい出てくれたらしっかり焼けるんだけどね、、、。」

といいながら、私の手首で脈をとる、、、
 

不覚にもドキドキしてしまう私ラブラブ
だって、好きだからね、主治医のこと。
これは長年の恋心ですからコアラ


男の子「出てないじゃんかー。緊張してるからかねー。副交感神経優位の時に出やすいから、今日は、ウトウトするくらいに薬使った方がいいかな。」

とのこと。

いやいや、今脈が上がっているのはあなたのせいです、、、おーっ!


てきぱきとしたスタッフの方々が着々と準備を進めてくれながらも、私に色々と話しかけてくれて、意図的に緊張を和ませてくれているように感じ、プロだなぁ・・・と感動しました笑い泣き
MEのBさんとも、昔話に花が咲き、本当に和みました。
Bさん、主治医のA先生、私は、同時期に同じ病院で働いていたのです。

ふと足元側を見ると。ガラス張りの向こうで、こちらをみながらA先生が静かに微笑んでいる顔が見えましたクローバー
緊張が解けてお喋りに夢中になっている私とBさんの様子をそっと見守ってくれているように見えました。



いよいよカテーテル挿入上差し

前回はA先生は前の患者さんの処置で最初からいなかったのですが、今回は今日のカテアブ1例目だったので、最初からいてくれて心強かった。
局所麻酔はやっぱり痛かったけど、まぁ想定内。
カテーテル挿入はとてもスムーズで安心しました。

術中、不整脈はそれでもちょいちょいは出てくれて、不整脈の発生源を見つけていく処置が進んでいきましたが、、、
1回目と同様、パタリと不整脈が出なくなるアクシデント発生ぼけー
先生方の中でも想定内だったようだけれど、可能なかぎり、自然に発生してほしいところ。

しばし待つことに。。。

しばらく広いカテ室にポツリと一人放っとかれましたイヒあせる
先生たちは一旦、足元側のガラスの向こうへ引っ込み、何やら作戦会議中。
看護師さんも個々にお仕事を、、、。

しょんぼりそんな中、急に尿意が、、、ガーン

えー、この状態で尿意。。。尿道カテーテル入ってないから、、、尿瓶???アセアセ
なんて考えてたらどんどん尿意が増してきて、、、看護師さんに声をかけようと思ったその時、

先生たちが戻ってきて私を囲む。

そして、1人の先生が私の顔の近くに来て、
「全然不整脈出ないから、薬で誘発したり色々しようと思うんだけど、脈が低い時の方が出やすいみたいだから、いまから眠ってもらうよ。しっかり眠ってもらうように、薬を使うよ」
と言いました。

おーっ!いやいや、今眠ったら、オネショしてしまいそうだ、、、もやもや

と思い、尿意があることを伝えたところ、
尿道カテーテルを入れることにあせる

看護師さんたち大変ねー汗
慣れているんだろうけど、2人の看護師さんが青い滅菌布の下に潜り込んで苦戦しながらもなんとか尿カテを入れてくれました。

そうこうしているうちに、点滴で眠くなる薬が入ってきて、口に酸素マスクをつけられ、、、
どっぷり眠っていたようです。


目覚めると、近くにA先生。

男の子「大丈夫ー?なんとか寝てもらってる間に不整脈が出て、発生源は特定できたから、あとは焼いてくよー。頑張ろう」


焼くときは痛いから、覚悟をしましたニヤ


やっぱり痛かったもやもや

しかも前回よりも時間がかかったあせる

右心室の焼けるところほとんど焼いたそう。もしも連発しても2-3連で止まるようにと、、、。


今回も、アブレーションの痛みに耐えましたが、まだ続くようなら痛いと言おうと思っていたところで、
「お疲れ様。終わりにするね。」と言われました。


「ありがとうございました。先生もお疲れ様です」
と言ったつもりだったけど、アブレーション直後すぎるせいか、眠くなる薬のせいか、あまり声が出ませんでした汗


時計を見ると5時を過ぎていました。

今日は時間がかかったなー。


先生方は、これから2件目、3件目が入っている様子。長時間の立ち仕事。
しかも神経を使う繊細なお仕事DASH!

本当に感謝の気持ちでいっぱいになりましたキラキラ


病室に戻り、旦那さんと父親に会ったらホッとして、、、術中に使われた眠くなるお薬の効果もあってか、夕飯を食べられる8時半まで泥の様に眠りました。。。

8時半過ぎに看護師さんに起こされて、夕飯をいただき、9時過ぎにゴソゴソ寝る支度をしていると、少し疲れた顔をしたA先生が、カテ着に白衣を羽織った姿で登場キラキラ

私は先生のこの姿が一番好きなので、目が覚めました 目

「痛かったよね?今日焼いたところは、一番傷みを感じるところらしいんだよね。お疲れ様。
でも、右室のほとんどを焼いたから、けっこう手応えを感じてるよ。もう、出ないでほしいな、、、これでまた出たら、、、嫌だな、、」


と、A先生。



真顔これから、着替えて、仕事まとめて、
退勤して、家路についくのは何時なんだろう?
奥様もお子ちゃんも、先生(パパ)を待っているんだろうなー、、、
ここ最近、急外にたびたびお世話になった時にも、夜駆けつけてくれたし、、、おーっ!


なんて考えてたら、感謝の気持ちと一緒に、涙がこみ上げてきましたぐすん


「先生、本当にありがとうございました。」


と気持ちを込めてお礼を言いました。



男の子「心臓MRIのことも含めて、また外来で話そう。とりあえず今日はお疲れ様。もう出ないことを祈って、今日はゆっくり休んでね、おやすみなさい」

と言って、病室を去っていきました。


なんだか、涙が出てきました。
ほっとした気持ちと、感謝の気持ちが混ざった感じかな。


消灯となり、朝までぐっすりと眠りましたお月様