先日の外ヨガの冒頭では、動的な瞑想なるものをほんの少しだけ体験した。ヨガの会場となっている芝生広場の上をただ歩き回るというものだが、その際に、他の人と目線を合わせてはいけない、他の人と声を交わしてはいけない、他の人に触れてはいけない、この三つを守らなければいけない。

日曜の朝10時。声ひとつあげず黙々と歩く、約100人。聞こえてくるのは鳥のさえずりと車のエンジン音だけ。もしそこにヨガマットが敷かれてなかったら、かなりヤバい集団だ。

動的瞑想。その意義や目的は、、

なんとなく聞きそびれてしまった、、、、orz

やってみた感想はというと、他人がそばにいるのに積極的に関わりを持たないのは案外難しい。他人と視線を合わせてはいけないが、ぶつかることもいけないので、自然と軽くうつむいて伏し目がちになる。瞑想というよりは、ちょっとしたゲームのような。

5分くらいしてティンシャが鳴らされ、その場で立ち止まる。

「では周囲の人、誰とでもいいので目を合わせてください。1人だけじゃなくていいですよ」

「その人たちに声をかけてみてください。なんでもいいです。『こんにちは』でも、『いい天気ですね』でも」

「では、その人たちと触れ合って見てください。軽く肩を叩く、握手、ハグしてもいいですよ」

こんな感じで瞑想が終わった。

他の人と目があった時、ちょっと不思議な感じがした。それまで、そばにいて見えているのに 関わりを持たなかったその人の存在が、自分の中にスーッと入ってきた気がしたのだ。

互いに意識して関わりを持つことと、道や電車の中や職場で自分の周りにただ人がたくさんいることは別なのだ。

僕がフォロワーの数やいいねの数を追い求め自慢することはない。そんなものは大切なことではない。この感覚にちょっと似ている気がした。

講師は、この動的瞑想を"日"単位ですることがあるという。じわーっと興味が湧いた。


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レッスンの最後は全員で手を繋ぎ輪になっての立ち木のポーズ。