(2017/08/24から続く)

バンコク滞在三日目。アユタヤツアーの日である。朝一でホテルを出発し水上マーケットを見学してから、船でチャオプラヤ川をアユタヤまで北上するというものだ。

爽快に進む船上での乾杯に、我々は気分を良くした。

アユタヤ市内の移動はバス。ワット何とかとかワット何とかとかを言われるがままに見学するだけだが、修学旅行の再来かと思うほどはしゃいでしまう。

僕について言えば、別個の友達だった彼らが新たに友達となって、いろんな組み合わせで楽しそうにしている。それを見ているだけでも今回の旅は大満足だ。

日本の神社仏閣とは全く違う数々の建築物に上げていた驚きの声は、仏頭が木の根に取り込まれたワット プラ  マハータートで最高潮に達した。

しかし、この後さらに大きな驚きの声を上げることになる。

バスの車窓からアユタヤの景色をぼんやり眺めていると、街のあちこちで、背中に観光客を乗せる象の姿を目にしていた。

そんな象の中の一頭を ふと振り返って見てみると、なんとなんと、飛行機の中で酒を酌み交わしたあの二人が楽しげにその背中で揺られてるではないか!

バスの窓を開け、声を張り上げる。

「おーーーい!会えましたね!今日の夜飯くいましょーよ!」

彼らも目を丸くしている。

「シーロムのマック分かる?」
「多分!」
6時そこで〜!」
「ハ〜イ」
「ロビンソンのね〜」

バスの他のツアー客はポカーンである。しかし、我々は、あと1、2分タイミングがずれていたり、僕が見過ごしていたりしたら再会することのなかったこの偶然に大興奮だ。

夕方ホテルに戻ると、すべての荷物を持ってマックへ向かった。

実は最終日のホテルはとっていない。翌朝5時発の飛行機なので、夜まで遊んで、そのままタクシーで空港へ。あとは仮眠をとりつつ搭乗を待つ予定だったのだ。一泊分浮くし。

彼らと飯を食ったあとはどうするのか。全くのノープラン。なるようになれ。奇跡的に再会できた彼らと一緒だったら、どう転んでも楽しくなるはずだ。