4年前の今日、乳がんで両胸を全摘しました。



今でも鮮明に思い出すのが、術後、回復室で目を覚ました時のこと。



痛みは感じなかったけれど、胸部を圧迫されて苦しかったな。

傍らで座り込む夫に、真っ先にリンパへの転移を尋ねたっけ。



「転移は無かった?」


「左胸は大丈夫だったよ。

 右は転移があって、リンパ郭清したって。」



夫が声を絞り出す。

お豆腐メンタルの夫にも、この現実はキツかったね。



「そっか。転移してたか・・・・・・」



全く予想していなかったわけではなかったけれど、現実になるとショックは大きかった。



5年生存率ってそれくらいだろう?



そんなことを考えていたな。



あれから4年。



わたしは再発、転移もなく、普通に生活を送れている。

予想外に別のガンやら、病気やら見つかっているけれど、仕事も子育てもできている。

おいしくご飯も食べられている。



平均より大きめだった胸は、すっかりまな板(洗濯板?)になってしまったけれど、夫は変わらず側にいてくれる。

娘はちょっと手のかかる子だけれど、今も変わらず、ママ大好きと言ってくれる。



わたしは幸せものだ。

ステージ3の恐怖は、常につきまとうけれど、楽しい未来を想像しながら過ごしていきたい。



今月、来月は乳がん、腎臓がん、胃GISTの経過観察に加え、カウデン症候群による消化管ポリポーシスの経過観察のために、大腸カメラと胃カメラを受けます。



どんな病気も早期発見が大事!



娘が独り立ちするまでその日まで、サポートできるよう、自分の身体と向き合っていこうと思います。