らしさ探究のススメ! -168ページ目

礼とは他人への思いやりの表れか!?

さて、いよいよ武士道精神4つのうちの
最後『礼』についてです。

『礼』…礼とは、低くなること
    (自分を主張しない)。

意外!?と感じた方も多いのではない
でしょうか?

武士道では、人が人として行うべき道徳
を単に内面の精神のみに閉じ込めておく
のではなく、行動の美学、型としての
「礼」を作り上げてきました。

その典型は、切腹という儀式であり、
それらの型は言葉使いから立ち振る舞い
まで厳格に守られたそうです。

また、「礼」の根本は「仁」と「義」とされて
います。

つまり、本心良心に宿る根本の徳の「仁」と、
そこから生まれ出た人としての正しい行いの
「義」を型にしたのが「礼」というわけです。

何か堅苦しい感じがしますね。

さらに、「礼」の本質は、「義」や「仁」など
他の徳目を目に見えるかたちで表現したもの
であり、他の徳目と相互して存在するものだ
そうです。

従って、品性の良さを損なわぬために「礼」が
実践されるのであれば、また日常の挨拶で
すら相手を思いやる心がなければ、それは
単なる所作であり、「礼」とは言えずかえって
「失礼」となるというわけです。

目上の人に対しては長幼の礼をもち、上位の
人に対しては君臣の礼をもち、他人の気持ち
に対する思いやりを目に見える形で表現する
ことが「礼」であり、「礼」の最高の姿は愛に近
づきます。

また、「礼」は物事の道理に正当な敬意を払う
ことでもあり、従って社会的な地位にも正当な
敬意を払うことを意味します。

新渡戸稲造氏は、『礼』について、
その著『武士道』において以下のように解説
しています。

「礼は寛容にして慈悲あり、礼は妬まず、礼は
誇らず、驕らず、非礼を行わず、己の利を求めず、
憤らず、人の悪を思わず」

「優雅な感受性として表れる礼儀は慈愛と謙遜と
いう動機から生じ、他人の感情に対する優しい気
持ちによって物事を行うので、いつも優雅な感受性
として表れる。」

「奥ゆかしさとはもっとも無駄のない立居振る舞い
である。」

「あらゆる礼法の目的は精神を淘汰することである。」

このような面持ちで「礼」を尽くしている方が
今の世の中どれだけいるでしょう。

通常良くいう礼、つまりお辞儀にも色々場面場面に
応じて変えるということを知っていますか?

この話は次回ということで・・・



では、またチャオ~

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